あなたが今売出し中の新人歌手だったら、そしてもし、あの、「レディー・ガガ」(Lady Gaga)に前座を頼まれたら・・・? 大感激? 光栄? プロモーションの絶好のチャンス? いずれにせよ、「断る」という選択肢はありえないかもしれない。
ところが、南アフリカのバンド「ディー・アントヴアルト」(Die Antwoord)は、「南アツアーで前座を務めて欲しい」というレディー・ガガの依頼を鼻にもかけなかった。レディー・ガガは「クールさがイマイチ」というのがその理由。
リーダーのニンジャ(Ninja)曰く、「自分たちだけで、新鮮で未来的な音楽とビデオを作り出してきた。自分たちだけで、世界一のライブを行ってきた。自分たちだけで、頑張ってツアーしてきた」。レディー・ガガの前座を務めては、その「クールさ」が台無しになってしまう、というのだ。
それどころか、最新ミュージックビデオ「ファティー・ブーム・ブーム」(Fatty Boom Boom)で、レディー・ガガを散々コケにしている。