2017/08/20

強盗に遭った白人農家に思わぬ救いの手

南アフリカ共和国ムプマランガ州で農業を営むアフリカーナ、クアシー・ファンデルメルヴァ(Kosie van der Merwe)さんは8月10日の午後、ヴィットバンク(Witbank)の空港に向かっていた。空港でパイロットの試験を受けることになっていたのだ。

窓を開けたまま運転していたのは、真っ赤なピックアップトラック「トヨタ・ハイラックス」(Toyota Hilux)。赤信号で停車する。男がひとり近づいて来たかと思うと、いきなりナイフを突きつけて携帯電話を要求! おとなしく携帯電話「サムソンS8」を渡す。男は野原を走って逃げた。

しばらく車で追いかけたクアシーさんだが、男が道路を横切って、乗り合いタクシーのターミナルに逃げ込んだのを見て諦めた。乗り合いタクシーのターミナルにいるのは黒人だけ。「白人のオレが足を踏み入れても、トラブルに巻き込まれるのが関の山」と思ったのだ。

空港から家族に電話して、強盗に遭ったことを伝える。ところが、お父さん曰く、「お前の携帯電話は乗り合いタクシーのターミナルにあると、誰かから電話があったよ」。

クアシーさんは「罠に違いない」と思い、警察に届けることにした。道を聞くため途中で止まったとき、車が一台近づいてきた。乗客のひとりが言う。「携帯電話を探しているのか?」

2017/08/17

バリ島でハッシュ!

「バリ島でハッシュを初体験しちゃった!」

嬉々として報告する私に、英系南ア白人の親友が唖然、憤然、憮然。

「あなたがそんなことをするなんて思ってもみなかったわ!」

???

何故そんなにショックを受けるのか、皆目わからない。

ハッシュ」(hash)とは「ハッシュ・ハウス・ハリヤーズ」(Hash House Harriers)という世界的なランニング愛好団体が行うイベント。大英帝国がマレー半島に設立した「イギリス領マラヤ」(Federated Malay States)のセランゴール(Selangor)州で1938年に始まった。

イギリス人役人その他の現地に滞在する外国人が、週末の飲み過ぎによる二日酔いを吹き飛ばそうと、月曜日の夕方走り始めたのだ。月曜の朝は二日酔いがひどすぎて、運動どころではなかったのだろう。「毎週月曜日に開催」ということは、「毎週末酔いしれた」ということか。

2017/08/14

暴力社会の「ウーバー」 乗客も運転手も犯罪の被害者

世界70カ国の450都市以上で展開している「ウーバー」(Uber)。日本では、2014年8月より東京都内全域でタクシーの配車サービスを開始したものの、「自家用車による運送サービスは白タク行為に当たる」という国土交通省の判断により、2015年3月に業務を中止している。

一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みだが、南アフリカの都市、特に流しのタクシーがほぼないジョハネスバーグでは好評である。スマホのアプリを使って予約を入れると、ウーバーが顧客の近くにいる登録運転手に連絡する(各車両の位置はGPSで把握している)。顧客のスマホには、運転手の名前、車の種類と登録ナンバーが送られる。支払いはクレジットカードで後払いできるから、手持ちの現金がなくても平気だ。財布を忘れても、スマホさえあれば良いのだ。

ウーバーが大好きな友人・知人も結構いる。しかし、私は利用していない。大きな理由は、携帯電話でデータ通信をしていないこと。ケータイはショートメッセージと緊急電話以外には使わないことにしている。

もうひとつの理由は、友人のお姉さんが犯罪の被害に遭ったこと。

2017/08/09

名門ホテルまで「マンデラ」商売 ケープタウンのマウントネルソン

ケープタウンの名門ホテル「ベルモンド・マウントネルソン・ホテル」(Belmond Mount Nelson Hotel)がネルソン・マンデラの回顧録 Dare Not Linger:The Presidential Years 発売を記念したパッケージを売り出す。

マンデラの回顧録といえば、自伝『自由への長い道』(Long Walk to Freedom)が有名。1994年に発行され、これまでに1500万部売れたという。

Dare Not Linger は『自由への長い道』の続編にあたり、大統領時代の1994年から1999年までを扱っている。

マンデラは2013年に既に亡くなっているのに、なぜ今ごろ回想録を…?

2017/08/03

キャベツを散歩させる中国の若者たち

今月初め、「キャベツと散歩するのが中国で流行っている」というニュースを南アフリカのラジオ『クラシックFM』(Classic FM)で耳にした。散歩といえば「犬」、と相場が決まっていると思いきや、中国では友達のいない若者が「キャベツ」を連れて散歩に行くというのだ。

ホントかな~。。。

5月6日には、同じ内容のニュースが南アフリカでも大手の日刊紙『ザ・タイムズ』(The Times)に掲載された。オーストリアの英字新聞『オーストリアン・タイムズ』(Austrian Times)や『ハッフィントン・ポスト』(Huffington Post)でも紹介されたとか。映像付きのテレビ報道があれば、真偽がはっきりしただろうけど、我が家にはテレビがないのでチェックできない。まさかキャベツに首輪とか、引きひもはつけないだろうから、こんな感じだろうか・・・?


実名のインタビューによると、

「キャベツと散歩していると人が話しかけてくれて、お喋りの機会が出来る。」

キャベツと散歩している他の人と会話が生まれる。」

「キャベツは犬より良い。餌がいらないばかりでなく、公園で他のキャベツと喧嘩することがない。」

「キャベツと話すと心が安らぐ。」

「キャベツに思いのたけをぶちまけた後、そのキャベツを捨てることによって、すっきりする。」・・・

果ては、

「親より好き。キャベツは私のことをわかってくれる。」

という17歳の談話まで。