2011/09/12

インドから2か月かかって版画到着!

2か月かかってインドから届いた「書留航空小包み」。取りに行こうとした当日、保管してある郵便局に強盗が入った。(「一難去ってまた一難 郵便局に強盗」)

翌日、なんとかその郵便局を見つけたところ・・・

ジョハネスバーグの郵便局が軒並みバージョンアップしている中、良く言えばクラシック。なんとも地味で古臭い。警備の全くない小さなショッピングモールにある、警備の全くない小さな郵便局。

ただ、地味でもそこは郵便局。切手や郵便為替は、実は現金と同じ。更に、銀行同様、貯金も出来るし、クレジットカードが使えない。つまり、原則として現金商売。結構、強盗にとっては魅力的なのだ。

昨日強盗が入ったばっかりで、さぞかし警備が固いのでは・・・と思ったのは素人の浅はかさ?

5つある窓口のうち、職員がいるのはひとつだけ。貼り紙がある。


「武装強盗に遭ったため、この郵便局は最少人数で営業しています。ご理解のほど宜しくお願いします。」

・・・だって。

どうもロジックがイマイチわからない。トラウマを経験した職員が、一斉に休暇を取ってしまったのだろうか。。。

長い行列に並んでいると、後ろに立っていた白人の男の子が「僕のママ、強盗があった時ここにいたんだよ」。

二人組がカウンターを乗り越え、職員のいる側に入り、数分で奪えるものを奪って逃げたとのこと。

「プロだね」と物知り顔の少年。「ママのハンドバッグは無事だった。」

珍しく、お客さんの私物には手をつけない良心的(?)な強盗だったのだ。

私の番が来た。ラケシュ・バニ(Rakesh Bani)さんの版画は・・・あった!!!

通関料、しめて30ランド(360円)。但し、現金も切手も郵便為替も置いていないという。つまりお釣りがない。また、レジがないので、領収書をプリントアウトできない。

「領収書、発行して保管しといてあげるから、月曜日また来なさい。」 ほんとかな~・・・。

ともあれ、やっと入手したラケシュさんの作品は、これ!

タイトル「Ex Libris」 アーチスト Rakesh Bani

それも一枚のみ!という貴重品。

大学の美術学部で助教授をしているラケシュさん。8月31日から3か月、東京の「アートスタジオ五日市版画教室」でワークショップに参加中とのこと。教室のブログを見たら・・・

いました、ラケシュさん!


あなたの作品、無事、南アフリカに届きましたよ~。

関連記事
一難去ってまた一難 郵便局に強盗(2011年9月9日)

0 件のコメント:

コメントを投稿