南ア代表チームは、アパルトヘイト廃止後の1992年に設立された。愛称は「バファナバファナ」(Bafana Bafana)。「バファナ」とは「少年たち」のこと。「バファナバファナ」と繰り返すと「ゴー!ゴー!ボーイズ!」と声援を送っているようなニュアンスになる。
2010年W杯のスローガンは、「Ke Nako. Celebrate Africa's Humanity」。「ケ・ナコ」は「It’s time」の意。南アにとって、アフリカにとって、「待ちに待った時がやってきた!」との意気込みが感じられる。
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扱いにくいと不評の公式ボール「ジャブラニ」 (Jabulani)。「喜び」「幸せ」「祝福」を意味する男の子の名前だ。
昨年のコンフェデ杯で世界に知れ渡った応援ラッパ「ブブゼラ」(vuvuzela)。語源に関しては、ズールー語の「騒音を立てる」、タウンシップのスラング「シャワーを浴びる」など諸説ある。1970年代には既に、アルミニウム製がスタジアムで見られた。プラスチック製は2001年、南ア企業マシンケダネ・スポーツ社が月間500本の生産を開始。同社ではW杯期間中、150万から200万ランドの売り上げを見込んでいる。安い中国製は1本20ランドから。
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サッカーグッズ「マカラパ」の発明者は、アルフレッド・バロイ氏。興奮したファンが投げるビール瓶などから身を守るため、1979年、ヘルメットをスタジアムに持って行ったのが最初。現在では、ファンによるクリエイティブな手製のものから工場生産品まで、様々な色やデザインの「マカラパ」が目を楽しませる。200ランドから400ランド程度。
オフィシャルスポンサーである携帯電話サービスプロバイダーのMTNは、「アヨーバ!」(Ayoba)をW杯用広告スローガンに使用。流行らせようと一大キャンペーンを繰り広げている。「カッコイイ」「万事OK」を意味するスラングだが、サッカー場では「頑張れ!」「よくやった!」といった声援となる。
19日のオランダ戦で日本チームが得点したら、声を揃えて「アヨーバ!!」
(2009年12月4日、「ジャブラニ」お披露目会でのベッカム)
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