ケープタウンは世界で4番目に素敵な町 『トラベル＋レジャー』誌の恒例アンケート

アメリカンエクスプレス出版（American Express Publishing Corporation）発行の月刊旅行雑誌『トラベル＋レジャー』（Travel + Leisure）が、第18回『ワールドベスト賞』（World's Best Awards）を発表した。

町、ホテル、レストラン、空港、航空会社などカテゴリー別に読者アンケートを行い、その年のベストを決めるもの。今年のアンケートは2012年12月1日から2013年4月1日の4か月間行なわれ、ケープタウンが町部門の第4位に輝いた。

上位10位は次の通り。（順位の後のカッコは昨年度順位。都市名の後のカッコは100点満点の点数。）

 1（1）    バンコク、タイ（90.40）
 2（3）    イスタンブール、トルコ（89.96）
 3（2）    フィレンツェ、イタリア（89.84）
 4（4）    ケープタウン、南ア（89.57）
 5（9）    京都、日本（89.31）
 6（6）    ローマ、イタリア（89.09）
 7（-）    チャールストン、米サウスカロライナ州（88.65）
 8（-）    バルセロナ、スペイン（88.45）
 9（10）   パリ、フランス（88.35）
10（-）   チェンマイ、タイ（88.15）

タイとイタリアがそれぞれ2都市。トルコ、南ア、日本、アメリカ、スペイン、フランスが1都市ずつという結果。昨年10位に入っていなかった3都市が目出度くランク入り。その代りに落ちたのは、シドニー、ニューヨーク、香港。（チャールストンが第7位、というのがよくわからない。人口12万人の田舎の港町。観光地としての噂を耳にしたことがないが、知る人ぞ知る、なのだろうか？　それとも、昨年注目を浴びるようなことがあったのだろうか？）

ホテル部門は上位100が発表された。1位はなんとボツワナの「Mombo Camp and Little Mombo Camp」。アフリカ大陸からは他に、ケニア1、エジプト1、そして南アフリカ6ホテル。南アフリカは3位、9位、10位、26位、39位、50位と、ベスト10に3ホテルも入っている！（因みに、日本は62位の「ザ・ペニンシュラ東京」のみ。）

空港部門のベスト5は、

1（-）　シンガポール　チャンギ空港（88.26）
2（-）   ドバイ国際空港、UAE（84.02）
3（-）   香港国際空港（83.65）
4（-）   アブダビ国際空港、UAE（81.39)
5（-）   ベン・グリオン国際空港、テルアビブ（80.79）

アジアと中東が頑張っている。

では、航空会社の国際線は？

 1（1）    シンガポール航空（Singapore Airlines）（91.86）
 2（3）    エミレーツ航空（Emirates）UAE（88.44）
 3（7）    カタール航空（Qatar Airways）（87.36）
 4（6）    アシアナ航空（Asiana Airlines）（87.11）
 5（5）    キャセイパシフィック航空（Cathay Pacific）（86.06）
 6（8）    バージンアトランティック航空（Virgin Atlantic Airways）（85.89）
 7（4）    大韓航空（Korean Air）（85.06）
 8（2）    ニュージーランド航空（Air New Zealand）（85.00）
 9（9）    タイ国際航空（Thai Airways International）（84.86）
10（-）   全日空（All Nippon Airways） (83.97）

やはりアジアと中東が強い。欧米航空会社のサービスが悪い、ということなのだろうか。韓国が2社も入っている。世界を席巻している感がある韓国。色々な分野で強いんですね。（先月、ニューヨークの地下鉄内の表示が英語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語で出ているのを見てびっくりしました。）

『トラベル＋レジャー』誌は公称読者数480万人。英語、しかもアメリカの雑誌だから、アンケート結果にもアメリカ人、または英語圏の人の意見が強く反映されているだろうが、それにしても興味深い。

（参考資料：2013年7月11日付「The Times」など）

【関連HP】
Travel + Leisure

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