2017/10/27

フィンランドの夏が世界一である10の理由

日本で夏至の頃、北欧諸国では「ミッドサマー」が祝われる。夏が超短い北の国の人々にとって、ミッドサマーは一年の中でも大切なお祭りだ。

Vivasというウェブサイトで、「フィンランドの夏が世界一である10の理由」という記事を見つけ大笑いした。ひとりで笑うのはもったいないので、ご紹介する。(フェイスブックのコミュニティ「All Things in Finland-Suomi」でも紹介されていたから、フィンランド人自身も可笑しいと思ったのだろう。)

1.夏は一年で一番いい日だから

「夏が待ち遠しい。一年で一番いい日だから。」

一瞬、「日」ではなく「季節」のタイプミスではないかと思ったが、実は、「フィンランドには夏が一日しかない」というジョーク。


2.太陽が昇る日だから

「あれは何?」
「何だろう。。。」
「たとえ何であっても・・・」
「暖かいじゃないか!」 

一年に一日しか太陽の姿を見ないので、その存在をすっかり忘れている。


3.やっと暖かくなる日だから・・・少なくともサウナの中は・・・

「サウナのおかげで、フィンランド人も暖かい夏を楽しむことができる。」

サウナがなければ夏でも寒い、サウナがあっても冬は寒い、というジョーク。2014年6月17日、フィンランド南部でも雪が降った。そういえば、2013年の8月、ロヴァニエミ(Rovaniemi)近くのアイノ(Aino)おばさん宅(北極圏内)で、夜は暖炉に火をくべったっけな~。早朝の気温が零度を切って寒かった。セーターにくるまり、暖炉に手をかざしていたら、アイノおばさんが家の傍の川に向かうのが見えた。服を脱ぎ捨てて、素っ裸でジャボーン!! 一年365日、毎朝、川で泳いでいるとのこと。80歳(当時)になってもブルドーザーのように元気なのは、早朝水泳のおかげ?(84歳の今も元気です。)


4.雨だって普段より暖かいから

「夏が待ち遠しい。雨が暖かくなるから。」


5.夏には、フィンランド人の友人と天気についてお喋りすることができるから

夏以外は寒いだけなので、天気についてお喋りする意味がない。

「フィンランドの夏、インストール中。
インストールに失敗しました。
エラー404:夏が見つかりませんでした。
あなたの国ではご利用できません。
スペインをお試しください。」


6.夏にはフィンランド人の友人と、服装についてもお喋りできるから

「左の服を着た翌日に、右の服装が出来る。」

冬は右の服装だけなので、オシャレについて会話が成立しない。


7.夏には、クールなことがいっぱいできるから

「蚊殺し競争」


8.・・アリの巣に座る競争とか・・・

「アリの巣に座る競争が出来るのは、フィンランドだけ!」


9.・・・ショットグラスで戦艦ごっこをするとか・・・


ショットグラスは、強い酒をストレートで飲むための小さいガラスのグラス。戦艦ごっこで「沈没」させられたら、グイッと一息で中身を平らげるわけだ。


10.・・素晴らしいアウトドアの活動も忘れてはいけない




寡黙で真面目そうなのに、実は変な奴らなのがフィンランド人。

そして、最後に、

「フィンランドの夏、万歳! 乾杯!」(Long live Finnish summer! Kippis!)

これは「Long live the Queen」(女王陛下万歳)のパロディー(国王でも構いませんが・・・)。直訳すると、「女王陛下が長生きしますように」。「フィンランドの夏が長続きしますように!」と祈っているわけだ。フィンランド語で「乾杯!」は「キッピス!」

「一方、フィンランドでは。」


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✤この投稿は2014年6月20日付「ペンと絵筆のなせばなる日記」掲載記事を一部変更したものです。


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