なにを隠そう、マラとパーディはキリンなのだ。2頭とも、赤ちゃんの時から、人間を親代わりに育った。
学校から帰ると、パーディが出迎えてくれる。名前を呼ぶとやってくる。犬みたいだ。
パーディの食事の世話は楽。自分で木の傍へ行って、ムシャムシャ葉っぱを食べる。
まだ赤ちゃんのマラは、そうはいかない。一日に卵の白味を12個分と、ミルクを12リットル与える。
シャンドー君は現在、マラに乗馬の特訓中。
1950年代、イギリスのチッパーフィールズ・サーカス(Chipperfield's Circus)に、世界唯一の「キリン乗り」がいた。シャンドー君の大叔父さん、テリーだ。シャンドー君は大叔父さんの跡を継いで、数十年ぶりの「キリン乗り」になることを目指している。
「キリンの背中に乗った感触は素晴らしい」というシャンドー君。ジョハネスバーグの観光施設「ライオンパーク」(Lion Park)で訓練中というから、将来的には、ライオンパークの訪問客も、その素晴らしさを味わえるかもしれない。(シャンドー君の父、アレックスさんはライオンのトレーナーとのこと。また、ライオンパークは1960年代、南アフリカへやってきたチッパーフィールズ・サーカスが設立したもの。)
マラに乗るシャンドー君。「ザ・スター」紙より |
ところで、16歳のシャンドー君がハイエナを飼い犬のように扱い、シャンプーしたり、歯磨きしたりしている映像を見つけた。当時は、ハイエナの「テンバ」(Themba)が「親友」だったらしい。シャンドー君の次の親友は誰?
(参考資料:2012年9月13日付「The Star」など)
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