「朝日新聞」のHPでショッキングな写真が目に飛び込んだ。コートジボワール国立動物園のライオン「ララ」。(「内戦の犠牲 動物園SOS コートジボワール」)
昨年11月の大統領選後、バグボ大統領が敗北を認めなかったことから内戦が勃発。国立動物園があるアビジャンでは3月末から市街戦が続き、戦闘が終わった2週間後に職員が動物園に戻ると、ライオン、サル、ワニ、鳥など数10匹が餓死していたという。
ただ、普通に食べていたワニが2週間で餓死することはまずないから、それ以前にもエサが与えられていなかったのだろう。
選挙で負けた大統領が退陣を拒否し、軍の一部が「居座り大統領」に従って正規軍と戦闘を交えるというのは、民主政治が根づいていないからだろう。
また、東京で市街戦が起こったため、上野動物園の職員が動物をほったらかしにしたまま2週間も全く出勤しない、というのも想像しがたい。(上野動物園の職員の皆さん、そんなことしませんよね?)
コートジボワールは15か国で形成される「西アフリカ諸国経済共同体」(Economic Community of West African States(英);Communauté économique des États de l'Afrique de l'Ouest(仏)) の一員。同共同体のGDPの40%を生産する経済大国だ。世界最大のカカオ輸出国であり、サハラ以南アフリカでは第4位の輸出大国。国民一人当たりのGDPは約1000ドル。
何年も大規模な戦争や内戦が続いたり、大干ばつ、大洪水、大地震の結果大飢饉に見舞われたりして、国家や経済が破綻し、国民が飢えているわけではないのである。動物に対する考え方の違いを感じる。
まだなんとか生きている動物たちに一日も早く食料が与えられることを望むが、コートジボワール政府の自発的行為はあてにできない。国内に南アフリカのような強力な市民社会も存在しない。国際世論によるコートジボワール政府への圧力と、国際援助機関の援助が待たれるばかりだ。こうしている間にも、動物たちは次々と死んでゆく。
本来ならアフリカの大地で伸び伸び生きるべき動物たちがそのアフリカで檻に閉じ込められ、自分で食料を探すこともままならず、無力のまま餓死していく。。。ララはあと何日、生きながらえることができるだろうか。
こちらの記事をご覧になって
返信削除津川雅彦さんがチャリティオークションの寄付先にと
コートジボワールの国立動物園を選ばれました。
HEARTS BRIDGE(ハートブリッジ)では
8月29日(月)13時スタート、9月5日(月)0時終了の7日間
津川雅彦さんのチャリティオークションをYahoo!オークションにて
開催いたします。
Yahoo!オークションURL:
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m92098057
商品名:
『寝ずの番』
~亡き長門裕之・緒形拳の心のこもった書~
この書は、生前に緒方拳さんが長門裕之さんへ贈られたという貴重な書です。
チャリティ先:
コートジボワール・アビジャンの国立動物園
津川雅彦さんは、東北への世界からの支援に
お礼の意味を込めてコートジボワール・アビジャンの国立動物園を
チャリティ先へ選ばれました。
オークション詳細は
ハートブリッジHP
津川雅彦さんのオークションページをご覧ください。
http://hearts-bridge.jp/auction/2011/08/comming-soon-9.html
~HEARTS BRIDGE(ハートブリッジ)はその名の通り、
多くの人に影響力をもつ著名人の方々の力をお借りして、
メッセージ=心をつなぐ架け橋となるHPです。
この活動の主旨にご賛同していただけた著名人の方々から
商品をご提供していただき、ハートブリッジにて
Yahoo!オークションに出品代行します。
尚、落札者の方からの落札金額は、
Yahoo!オークション落札システム利用料(落札価格の5.25%)と
落札金額を寄付する際の銀行振込手数料を差し引いた金額を、
100%ハートブリッジから出品者が指定するチャリティ団体に
寄付させていただきます。
私たちの手数料は一切いただきません。
出品者となる著名人の方々から、
日ごろ社会貢献に興味があってもなかなか機会に恵まれない
友人や知人の方や、主旨に賛同してくれた方をご紹介いただき、
“つなげていく・ひろげていく・しってもらう”活動。
それがハートブリッジです。 ~
是非、津川雅彦さんのチャリティオークションにご参加ください。
どうぞ宜しくお願いします。
HEARTS BRIDGE運営事務局 高城