2010/09/24

南アフリカは南米や東欧より安全 W杯観光客の実感

サッカーワールドカップ(W杯)観戦のため、南米や東欧から南アフリカにやってきた人たちの殆どは、南アフリカが自分の国より安全だと感じた。南ア野党DA(民主連合)がW杯期間中、全国のスタジアム、空港、バス、ハウトレインなどで行った調査結果だ。

アンケートに応じた98人のうち、26.4%が南アは「非常に安全」、69.8%が「安全」と感じた。物価が「手頃または自国と同じ程度」と答えたのが48%、「南アの方が安い」と思ったのが45%。南アで一番良かったのは「美しい自然」、一番悪かったのが「交通システム」。

「非常に危険且つ物価が高いところと事前に言われてきたが、予想と全然違い、安全で安い国」というのが大半の実感。特に、南米から来た人たちは「うちの国にはもっと危険な町がある」と答えた。

海外でのイメージの悪さと実際に訪問した時の経験のギャップが大きいことから、観光が経済成長を促進する可能性がまだまだあるが、それには、労使問題を解決し、つい自国の欠点を吹聴する南ア人の悪い癖を自重し、且つ積極的にマーケティングすることが必要とDAでは見ている。

(参考資料:2010年9月20日付「The Times」など)

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