2013/12/30

占い師が予言する南アフリカの2014年

南アフリカの2014年は、どんな一年になるのか。『サタデースター』紙が意見を求めたのは、経済学者でも、政治評論家でもなく、なんと4人の占い師

まず、タロット占いのミナクシー・ギフワラ(Minaxie Gihwala)氏。

  • 南アフリカ出身の元オリンピック水泳選手、現モナコのシャルレーヌ妃に男子誕生。
  • 総選挙でANCが与党の座を守るものの、ANCが期待するほどの大勝ではない。ジュリアス・マレマ(Julius Malema)率いる「経済自由の戦士」(Economic Freedom Fighters)党が予想を上回る善戦。
  • 南アの通貨ランドは、強くならない。
  • サイの密猟は政府の政策転換のお蔭で多少減少する。
  • ブラジルでのサッカーW杯は、ドラマに溢れたものとなる。ブラジルとスペインが準決勝に進むが、優勝するのは予想外のチーム。
  • 映画『ネルソン・マンデラ 自由への長い道』(Nelson Mandela)は世界中で良い評判を取るものの、アカデミー賞では健闘しない。
  • アイソン彗星(Comet ISON)が世界中で災害をもたらすが、南アはあまり影響を受けない。

やはりタロット占いのジェニー・レン(Jenney Ren)氏。

  • ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)の死は国民にとって「贈り物」。多くの国民が過去の怒りから解放され、国民がひとつにまとまる。
  • 2014年の後半は、政府による投資家の信頼を得る努力が実り、また外国企業が南アに投資を行うことから、財政が安定する。しかし、中国の投資家を巡って問題が起きる。
  • 総選挙前、小さな派閥が得票数を伸ばそうと、威嚇を行ったりして、暴力沙汰が増える。マンペラ・ランペレ(Mamphela Ramphele)率いる「アガング」(Agang)、元服役囚のゲイトン・マッケンジー(Gayton McKenzie)とケニー・クネネ(Kenny Kunene)が率いる「愛国同盟」(Patriotic Alliance)、マレマのEFFという新党3党は票を伸ばさない。DAは健闘するものの、ANCの勝利に終わる。
  • 「美しくチャーミングな女性」が南アフリカ最初の女性大統領となる。「医師のようだ。2017年頃、勢力を増すだろう。」(スティーブ・ビコの最愛の人、医師、元活動家、元世銀ディレクター、元ケープタウン大学学長のマンペラ・ランペレのことか?)

次は、ベーダ占星術のリチャード・フィドラー(Richard Fidler)氏。

  • 2014年には、「革命的な魂」が世界を席巻する。
  • 2月頃、南アは財政的な恩恵を受けるか、経済発展する。
  • 「指導層の危機」感がある。「世界的に民衆が独裁者に抵抗する傾向がみられるが、国内では高速料金自動徴収制度(E Toll)を巡って噴出する。」

最後は、コサ族の伝統的祈祷師、ブレラニ・マクウィリ(Bulelani Macwili)氏。

  • 小さい政党が強くなり、今まで仲が悪かった政党が協力する。
  • マンデラの死は南アに幸運をもたらす。

さて、4人の占いの的中率は如何に。

(参考資料:2013年12月28日付「Saturday Star」)

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