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2017/11/20

トランプ、アフリカにも悪影響 野生動物保護の危機

アフリカにはあまり影響がないと思われていたトランプ政権だが、11月15日(水)大変迷惑な発表を行った。「アフリカでの狩猟を促進する」というのである。

その理由は、アメリカ人ハンターがアフリカに出向き、絶滅危惧種を含む大型動物を殺すために大金を払うことで、地元のコミュニティが経済的に潤い、動物保護資金が増える。つまり、これまで欧米のハンティング愛好者が主張してきた「野生動物を殺すことが野生動物の保護につながる」という変な理屈の受け売りである。

その一環として、ジンバブエとザンビアで「合法的」に狩猟したゾウの牙をアメリカに輸入することを許可した。(絶滅危惧種を「合法的」に殺せるアフリカ諸国の政策は絶対おかしいと思う。しかし、大統領が率先して狩猟全面禁止に踏み切ったボツワナ以外の国では、政治家や役人の多くが欧米ハンターやロビー団体がもたらす大金に目が眩んでしまっている。)

トランプの息子、ドナルド・ジュニアとエリックは狩猟が大好き。アフリカに来ては野生動物を殺している。

長男のドナルド・ジュニアはこんな写真をソーシャルメディアにアップしている。

ゾウは絶滅危惧種

殺したゾウの尻尾をナイフで切り取ったもの。

生まれてから何一つ不自由なく生きてきたお金持ちのボンボンが、完璧に安全な環境の中、何百万円も払って払ってゾウを射殺し、その尻尾をナイフで切り取り、自慢げにソーシャルメディアにアップしている。そんなこと、なんの自慢にもならないことに全然気がついていない。

2016/11/11

トランプ大統領はアフリカにどう影響するか

ドナルド・トランプがアメリカ合衆国の次期大統領に選ばれてしまった。

実はこの半年以上、毎日、米大統領選の動向を追っていた。そして、知れば知るほど、トランプという人間のひどさに唖然とした。

2004年に始まったリアリティ番組「アプレンティス」(The Apprentice)により、有能で容赦なく、素晴らしいリーダーシップを発揮する大物ビジネスマンのイメージを米国民に植え付け、「トランプ」は「成功」の代名詞となった。だが、現実は違う。詐欺まがいの、あくどい事業のやり方。数えきれない事業の失敗。過去30年間に抱えた訴訟は3500件以上! 

自分の利益のためなら何でもする超利己的人間。財力と知名度をフルに使って、好き勝手にやり放題。しかも、人間としては超未熟。「自伝」のゴーストライターによると、3分も注意を集中できない。自由時間の大半を、テレビを見ることとツイッターに費やす。自分をコントロールできず、些細な挑発に乗ってしまう。異常な虚言癖、超ナルシスト、人種差別、女性蔑視、セクハラ・・・。未成年女子のレイプ容疑まである。

しかし、どんなスキャンダルも、多くの国民の頭をスッと通過してしまう。ウォーターゲート事件を暴き出し、また計47ものピュリッツァー賞を受賞している、あの『ワシントンポスト』紙の記者がコツコツ調べ上げ、「ピュリッツァー賞受賞間違いなし!」と絶賛された報道をしても、すぐに忘れられてしまった。ジャーナリストとしてさぞかし悔しかったことだろう。

生まれた時から大金持ちで、他人を踏み台にして70年間生きてきて、ベルサイユ宮殿を模したキンキラキンのマンションに住み、自家用ジェット機で移動するドナルド・トランプ。そんな人間が自分の利益を代表してくれると、多くのアメリカ人がなぜ信じることができるのか摩訶不思議だ。

2015/03/07

子供1人のお値段25ドル アフリカの人身売買

今、日本で一番有名なイスラム過激派グループは、湯川遥菜さんと後藤健二さんを殺害した「イスラム国」(Islamic State)だろう。

アフリカに根を張るイスラム過激派グループもある。 2008年10月、レイプされたことを届けようとした13歳の少女を「姦通罪」で処刑したソマリランドの「アルシャバーブ」(al-Shabaab)や、2014年4月、276人もの女子生徒を学校から拉致したナイジェリアの「ボコハラム」(Boko Haram)を耳にしたことがある人もいるかもしれない。

これらのグループのせいで命を落とした人、家を失った人は数知れない。

イスラム過激派をはじめとするテロリストグループは、様々な手段を使って資金を調達している。誘拐による身代金、強盗、共鳴者からの寄付。。。イスラム国家は石油や古代遺物を販売しているし、ボコハラムは麻薬の密輸に関わっている。アルシャバーブは年間数万頭のゾウを殺して、象牙を売っているといわれる。

人身売買」(human trafficking)もテロ集団の貴重な収入源だ。

モニーク・エムサー
フリーステート大学のリサーチャー、モニーク・エムサー(Monique Emser)によると、近年テロリズムと人身売買の相関関係が強くなっている

マリ、中央アフリカ共和国、ソマリア、中東などの紛争地帯では、少年たちが兵隊として使われる。ユニセフによると、南スーダンでは2000人、中央アフリカ共和国では1万人、コンゴ共和国では4200人の少年兵が戦っているという。ウガンダの「神の抵抗軍」(Lord Resistance's Army)は3万8000人もの少年兵を「リクルート」した。

では、少女たちは? 性的奴隷や妻にされるのだ。

自力で村から子供たちを拉致するグループもあれば、既に誘拐された子供たちを購入するグループもある。アフリカの子供の値段は1人25米ドル程度。アフリカ大陸で兵隊、労働者、性的奴隷として使われいる子供たちは12万人と推定されている。そして、全世界では30万人!

2012/11/20

アフリカよ、ノルウェーを救え!

ラッパーの「ブリージーV」(Breezy V)は語る。

アフリカ人を団結させて、困っているノルウェーに救いの手を差し伸べようという運動を行っているんだ。

えっ? アフリカがノルウェーを救う?

「ノルウェーで何が起こっているか気がついていない人が多いけど、僕に言わせれば、寒いというのは貧困と同じくらいひどいことなんだ。日の光は人々に笑顔を与える。人間は飢えている人々を無視したりしない。だから、寒さに震えている人々を無視すべきじゃない。凍傷で死ぬ人だっているんだから。アフリカの皆さん、ノルウェーのためにひと肌脱ごうじゃないか。ストーブを集め、ノルウェーに送り、暖かさ、光、そして微笑みを広めようじゃないか。ラディエイドに協力してください。」

そして、音楽が始まり、複数のアフリカ人シンガーの歌声が重なる。。。

2012/08/29

アフリカの大きさ

日本でも、欧米でも、「アフリカ」をひとくくりする傾向がある。

「アフリカって、行ってみたい国のひとつなの~」と言われたこともある。

違う~! 国じゃないの~!

アフリカは世界で2番目に大きな大陸(一番大きいのはアジア)。面積約3022万平方キロメートル。1884-85年のベルリン会議の原則にのっとり、列強が現地の事情を無視して、勝手に地図上で分割した「植民地」が、現在の国境の元になっており、57か国(うち国連加盟国54か国)に、10億人を超える人々が住んでいる。

話される言語数は2100以上。3000以上存在するという学者もいる。数多くの民族、文化が息づく大陸だ。

 
といっても、ピンとこないかもしれない。そんなあなたにぴったりの地図がこれ。名付けて、「アフリカの本当の大きさ」(The True Size of Africa)。



アメリカ合衆国、中国、インド、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、イタリア、スイス、ベルギー、オランダ、イギリス、日本、そして東欧諸国が、アフリカ大陸の中にうまい具合にぴったりと収まっている。(中国とインドは2分してある。)