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2018/07/31

地元「ゆかり」を大切にする神戸の美術館

生まれて初めて神戸を訪れた。日本を出て30年近い私には、日本国内で行ったことがない土地がたくさんある。

職業柄、どこに行っても、つい美術館やギャラリーに目がいく。宿泊した六甲アイランドに美術館が3つあった。「神戸ゆかりの美術館」、「神戸ファッション美術館」、それに、「神戸市立小磯記念美術館」だ。

神戸ファッション美術館はあいにく休館だったが、神戸ゆかりの美術館と神戸市立小磯美術館には行ってみた。

神戸ゆかりの美術館の企画展示は「エトランゼの旅物語」。海外を訪れた神戸及びその近郊ゆかりのアーチストの作品展である。



第2次世界大戦以前の作品は質に大きなムラがあった。仕方ないかもしれない。ヨーロッパに行くこと自体が大変だったのだから。「行くことに意義がある」時代だったのだろう。

2017/08/03

キャベツを散歩させる中国の若者たち

今月初め、「キャベツと散歩するのが中国で流行っている」というニュースを南アフリカのラジオ『クラシックFM』(Classic FM)で耳にした。散歩といえば「犬」、と相場が決まっていると思いきや、中国では友達のいない若者が「キャベツ」を連れて散歩に行くというのだ。

ホントかな~。。。

5月6日には、同じ内容のニュースが南アフリカでも大手の日刊紙『ザ・タイムズ』(The Times)に掲載された。オーストリアの英字新聞『オーストリアン・タイムズ』(Austrian Times)や『ハッフィントン・ポスト』(Huffington Post)でも紹介されたとか。映像付きのテレビ報道があれば、真偽がはっきりしただろうけど、我が家にはテレビがないのでチェックできない。まさかキャベツに首輪とか、引きひもはつけないだろうから、こんな感じだろうか・・・?


実名のインタビューによると、

「キャベツと散歩していると人が話しかけてくれて、お喋りの機会が出来る。」

キャベツと散歩している他の人と会話が生まれる。」

「キャベツは犬より良い。餌がいらないばかりでなく、公園で他のキャベツと喧嘩することがない。」

「キャベツと話すと心が安らぐ。」

「キャベツに思いのたけをぶちまけた後、そのキャベツを捨てることによって、すっきりする。」・・・

果ては、

「親より好き。キャベツは私のことをわかってくれる。」

という17歳の談話まで。

2017/07/31

南アで一番有名な絵画モデル、天寿を全う トレチコフ『中国人の少女』


1950年のケープタウン。モニカ・シン・リー (Monika Sing-Lee)さんはおじさんが経営する洗濯屋で働いていた。そこに入って来たカーリーヘアの男性。モニカさんに目が釘付けになる。

二人きりになった時、男性は言った。

「こんにちは。トレチコフという者です。あなたの絵を描きたいのですが。」

ウラジミール・トレチコフ(Vladimir Tretchikoff)という画家だった。

トレチコフは1913年12月26日、シベリアの、とある町で、8人兄弟の末っ子として生まれた。家庭は裕福だった。1917年のロシア革命時、トレチコフ一家はロシア移民が多かった中国のハルビンに逃れる。ハルビンで16歳まで学校に通い、また市内のロシアオペラハウスで風景画家として働く。絵は独学という。

上海の広告・出版会社で働いていた時、やはりロシア人移民の女性と恋に落ち結婚。ふたりはシンガポールに移る。太平洋戦争勃発後は、英情報省のプロパガンダアーチストとして働いた。

1942年2月、乗っていた南アフリカ行きの脱出船が日本軍に爆破される。生き残った42人がボートを漕いで辿り着いたスマトラは、既に日本軍に占拠されていた。そこから19日かけて、更にジャワまでボートを漕ぐ。しかし、ジャワも日本軍の手に落ちており、トレチコフは捕虜となった。3か月間独房に収容されたものの、「ロシア人だから釈放されるべき」と主張し釈放され、戦争が終わるまでバタビア(現在のジャカルタ)で日本人アーチストの元で働く。

2015/07/22

最後に笑うものは? ピカソと鉱夫

1973年5月、ジョハネスバーグ美術館(Johannesburg Art Gallery)の館長ネル・エラスムス(Nel Erasmus)は1枚の絵に心惹かれた。パブロ・ピカソ(Pablo Picasso, 1881-1973)の「Tête d'Arlequin II」(1971)である。

Tête d'Arlequin II (The Times

エラスムスはクレヨンとパステルで描かれた道化師に、間近に迫った死に対するピカソの不安を感じ取ったという。(これは2015年の談。)

1973年10月、ジョハネスバーグ美術館は2万8000ランド(現在の為替レートで約28万円)でこの絵を購入する。しかし、「名画」を入手したと意気揚々のエラスムスを待ち受けていたのは、マスコミと市民の嘲笑、困惑、怒りだった。

風刺漫画家たちは格好の材料を得たと大喜び。ピカソの道化師を取り囲む医者たちが次々に診断を下すマンガ(「動脈硬化」「肝硬変」「二日酔い」「敗血症」「悪臭呼気」)や、いたずらした子供を母親が「お行儀よくしないと、あのピカソの絵を見に連れて行くわよ!」と脅すひとこまマンガなどが新聞紙面を飾った。

2014/02/24

野生動物保護に熱心な大スター 中国政府のフカヒレスープも拒否したジャッキー・チェン

ジャッキー・チェン(Jacky Chan)が「サイのツノ不買運動」に一役買ったことは前回(「アフリカのサイをオーストラリアへ 苦肉の絶滅防止対策」)ご紹介したが、ジャッキーが野生動物保護に熱心なのは今に始まったことではないらしい。

10年前、中国で映画の撮影中、中国政府に夕食に招待された。まず出て来たのは、フカヒレのスープ。高級食だが世界の中国人の経済力拡大に従い需要が急増し、毎年数千万匹のサメがこのために殺されているとして、アメリカではフカヒレ採取目的のサメ漁は全面禁止となっている。

乱獲自体問題だが、生きたままヒレだけ切り取ったサメを海中に放り込み死ぬに任せる、という映像が巷に流れ、動物保護団体などの怒りを買った。(自分が麻酔なしで鼻とか、耳とか、腕とかをナイフで切り取られ、海に放り込まれるのを想像すると、非常に苦しそうだ。サメは声を出さず、表情もないので、どのくらい知覚しているかはわからないが、神経があるのなら痛いはず。。。しかも、人間と違って、水中で呼吸できるから、死ぬにも時間がかかるかも。。。)

ジャッキー・チェンは、高級スープの材料とするためにサメを乱獲することに反対している。ただ、そこは人格者と言おうか、外交上手の中国人と言おうか、招待してくれた相手に「動物保護!」を声高々にお説教したりせず、「フカヒレスープは好きじゃないんで、他のスープに替えてもらえませんか」と丁寧にお願いしたとのこと。

2度目に中国政府から招待があった時は、メニューにフカヒレスープはなかったとか。

2013/09/15

南ア人アーチスト、パリで逮捕。スティーヴン・コーエンの露出パフォーマンス

南アフリカ人のパフォーマンスアーチスト、スティーヴン・コーエン(Steven Cohen)が9月10日の朝、エッフェル塔の前で逮捕された。容疑は「露出行為」(exhibitionism)。

頭には雄鶏のようなカブリモノ、体には白いコルセット、腕には赤い長手袋、足には7インチのハイヒール。変態っぽくても、何を着ようが個人の勝手でしょ・・・と言いたいところが、問題はそれしか身に着けていなかったこと。しかも、ペニスは生きた雄鶏と紐で結ばれていた。

雄鶏の名前は「フランク」。フランクとスティーヴンはエッフェル塔の前で10分踊ったところで、警察に取り押さえられてしまったのある。

(「Sunday Times」より)
パフォーマンスアート」(performance art)ってなに? 

2013/06/06

芸術に政治が絡むと。。。無名画家の作品が3700万円で落札 ANC資金調達パーティー

あなたはこの絵にいくら払いますか?

「City Press」より
無名の画家、シフィソ・ンゴボ(Sifiso Ngcobo)による南アフリカ大統領、ジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)のこの肖像画は100万ランド(約1000万円)で売れた。昨年12月、ANC主催のディナーパーティーでのことだ。買ったのはビジネスマン。(1ランド=10円計算。以下、ランド額を10倍すれば円に換算できます。)

「City Press」より

与党ANC(アフリカ民族会議)の指導者12人を描く肖像画シリーズの第1作だそうな。

今年1月には、同じ画家の絵がなんと370万ランドで落札され、メディアに大きく取り上げられた。ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)の肖像画だ。

「Times LIVE」より

「蓼食う虫も好き好き」とはいえ、通常ならとても買い手がつくような作品ではない。「へたうま」ではなく、単なる「へたくそ」。路上で売っているアマチュア絵画だって、これよりまし。「お金をもらっても欲しくない」という声が多々聞かれた。

2012/05/25

ズマのパロディアートに 与党ANC激昂(げきこう)

南アフリカのジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領は、その特異な風貌や、品行の放埓さや、金銭感覚のなさや、汚職疑惑・温情主義や、政治家としての無能さのお蔭で、風刺漫画家にカッコウのネタを提供してきた。しかし、顔に品性がないせいか、肖像画や銅像が山ほどあるネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)とは違い、アートには縁が薄かった。

ところが、ついに、ズマの肖像画が! それも、南アフリカの現代アート画廊の最高峰「グッドマン・ギャラリー」(Goodman Gallery)に!

・・・でも、

やっぱりパロディだった。。。

題名は『The Spear』。「槍」である。銃のホルスターのようなものに、ペニスがぶらさがっている。ズマのだらしない女性関係批判? ズマのテーマソング「マシンガンを持って来い」にひっかけた? 与党「アフリカ民族会議」(ANC)が解放組織だった時代の軍事部門「ウムコントウェシズウェ」の英訳「Spear of the Nation」(民族の槍)から? 色々、考えさせる。

2011/09/18

「Inspired by Japan」 予想を大幅に上回る大盛況!

一体何人、来てくれるだろうか・・・?

・・・な~んて、思いはまったくの杞憂。抜けるような青空、ポカポカ暖かい春の日に、約150人が会場に詰めかけてくれました!「日本研究センター」のイベント8回目にして初めて、用意した食事がすべてなくなるという偉業(?)を達成。これまでは毎回大量の料理が残り、「すべてゴミになるのか」と心を痛めていたのですが、今回は料理が足らないという嬉しい悩み。(そして、ランチを食べ損ねた私。。。)

今日現在で、40枚以上の版画が売れました。開催期間はあと一週間弱。10月末にはケープタウンで展覧会を行います。

版画とTシャツの販売を手伝ってくれたのは、琉球古武術保存振興会ヴィッツ大学支部の6人。君たちがいなかったら、とてもできなかったよ。ありがとう!

ぴっくりしたのは、現金払いが多かったこと。中流以上は現金を持ち歩かず、カード支払い、ネットで銀行振込が殆どの南アフリカなので、会場にはパソコンを設置し、その場で銀行振込が出来るようにしました。ところが、一日が終わってみると、会計係マシュー君から渡された封筒がやけに分厚い。。。開けてみたら、現金がぎっしり!

現金を銀行に預金すると、バカにできない額の「現金預金手数料」(!?!)が取られるので、振込方法を考えないといけません。

ご来場の皆さま、小沢大使ご夫妻、大使館の皆さま、そして、素晴らしい演舞を披露してくれた琉球古武術保存振興会の皆さん。どうもありがとうございました!

写真を撮るのをすっかり忘れていたところ、南ア人の友だちがこれを送ってくれました。琉球古武術メンバーが小沢大使夫妻に「礼」をしているところ。南ア人の目には、面白く映ったようです。

2011/09/16

「Inspired by Japan」 オリジナルTシャツ 作りました!

明日、9月17日、いよいよ大パーティー!

会場:GIBS (Gordon Institute of Business Science)
住所:26 Melville Road, Illovo, Johannesburg
時間:12時-15時

85人分のランチを用意しました。GIBSの食事はおいしいですよ。お腹をすかせて来てくださいね。

素敵な版画の数々、一体何枚売れるでしょう? (あと200枚くらいあります。)

オリジナルTシャツも作りました。1枚120ランド。200枚限定です。

多くの寄付をいただければそれに越したことはありませんが、これを機会に日本に対する関心が少しでも高まれば・・・。

そして何よりも・・・待ちに待った夏の日差しの中で、楽しい土曜の午後を一緒に過ごしましょう!


2011/09/15

震災支援国際版画展「Inspired by Japan」 日本でも購入できます!

東日本大震災復興支援目的で、世界の版画家がひと肌脱いだ「Inspired by Japan」プロジェクト。アメリカ6都市でも展覧会開催。南アフリカでは9月23日までのジョハネスバーグに引き続き、10月末にケープタウンでも計画中。

でも、日本では買えないの?・・・という皆さま。

日本でも購入できます!

今月末、日本に出張することになりました。購入いただければ、作品をお持ちし、東京から発送します。

手順は、

1. このブログまたは「ばれんフォーラム」のウェブサイトで購入したい作品をチェック。

2. 長田宛てに、メールでその作品がまだあることを確認。(osadam@gibs.co.za)

3. お好みの援助団体に振り込み、2番のアドレスに振込書送付(1枚6千円)。寄付した団体名と配達住所を併せてお願いします。9月22日まで!

4. その作品を日本に持って行き、今月末、3の住所に郵送いたします。

「欲しい作品もあるし、寄付したい。でも、どんな団体があるの?」という皆さま。例えば、

日本赤十字社
アムダ (人間を扱うお医者さんの援助団体) 
日本獣医師会

など沢山あります。信頼できる団体に寄付をお願いします。

さて、以下の8点で、全ての作品をご紹介したことになります。

タイトル「Christ on the Cross」 アーチスト Aleksander Wozniak ポーランドから

タイトル「Friendship and Stregth」 アーチスト Renee Ugrin


タイトル「Living like Weasels」 アーチスト Ben Soller

タイトル「Silence」 アーチスト Guadalupe Vitoria メキシコから


タイトル「Tree #15」 アーチスト Andrea Starkey


タイトル「Tsunami」 アーチスト Gayle Wohlken

タイトル「Umi's Tears」 アーチスト Ellen Shipley 「海の涙」だそうです


タイトル(不明) アーチスト Melea Press

震災復興支援国際版画展「Inspired by Japan」 更にこんな作品も。。。

9月14日、JETROが企画した企業向けセミナー「South Africa-Japan Suppliers' Forum」を、日本研究センターも共同主催させていただきました。会場はGIBS。

プレトリアから参加した年配のアフリカーナ男性が、帰りがけに偶然目にしたこの絵に心を奪われ、その場で購入! 昨年11月に仕事で初めて日本に行ってから、すっかり日本びいきになったとのこと。

「ばれんフォーラム」のウェブサイトで作品の説明を見せたら、普通の木版画の手法とは違い、まず水彩で絵を描いて、その上から水をスプレーし、更にその上から白線の部分を版画したことを知って、しきりに感心していました。

土曜日は奥様同伴で、パーティーにいらしてくださるそうです。

 その他にも、こんな作品があります。

タイトル「After Hiroshige - Swallow and Bamboo」 アーチスト Barbara Mason プロジェクトの言いだしっぺ、バーバラさんの作品

タイトル「Gone」 アーチスト Jennifer Martindale

タイトル「Hope」 アーチストCarol L. Myers

タイトル「Kamakura Omikuji」 アーチスト Preston Lawing 地元新聞の記者が「これを紙面に載せたい!」と張り切っていました。

タイトル「Koi Climbing a Waterfall」アーチスト Erin K. Nolan 鯉の絵柄、多いですね。

タイトル「Namazu and Saru」 アーチスト Tom Kristensen 右上のサルはヘルメット、ガスマスク姿。原発作業ザル?


タイトル「San-gatsu (March)」 アーチスト Michelle Morrell


タイトル「Shaken Blossoms」 アーチスト Mark Mason サクラ柄も多いですね。

タイトル「The Black Swan」 アーチスト Sharri LaPierre ツル柄も多いかも。


タイトル「Tsunami Flowers」 アーチスト Mike Lyon

2011/09/13

震災復興支援国際版画展「Inspired by Japan」 そしてこんな作品も。。。

「日本」、それも「東日本大震災」がテーマと決まっているのに、そして手法が「版画」に限定されているのに、これほどバラエティに富んだ作品が集まるなんて。。。

人間の想像力・創造力は素晴らしい!

タイトル「Blue Heron Rising」 アーチスト Carole Dwinell


タイトル「East Wing」 アーチスト Raymond Hudson


タイトル「Halcyon」 アーチスト Sonia Jensen

タイトル「Reflection After Fruit」アーチスト Sarah Hauser


タイトル「Remember Japan」 アーチスト Gillyin Gatto


タイトル「Some Days」 アーチスト Aaron Gillette


タイトル「Still Missing」 アーチスト Bea Gold

タイトル「The Spirit Soars」 アーチスト Mary Grassell



タイトル「Thinking About Japan」 アーチスト Andy English

タイトル「Wish」 アーチスト Lynne Hubner

2011/09/12

東日本大震災支援国際版画展「Inspired by Japan」 こんな作品もあります

タイトル「A Taste of Tea」 アーチスト Louise Cass  4枚ありますが、全部刷り方が違います。


タイトル「Koi」 アーチスト Viza Arlington


タイトル「New Dawn」 アーチスト Barbara Carr

タイトル「Pond of Good Fortune」 アーチスト Chris Doogan

タイトル「Recovery」 アーチスト Diane Cutter

タイトル「The Sea The Sun」 アーチスト Oscar Bearinger

タイトル「Unceasing Dynamic Energy」 アーチスト Eileen Corder

タイトル (なし) アーチスト Angela Bachelor

タイトル「Water Lilies」 アーチスト Clare Caulfield

タイトル「Weeping」 アーチスト Linda Beeman

インドから2か月かかって版画到着!

2か月かかってインドから届いた「書留航空小包み」。取りに行こうとした当日、保管してある郵便局に強盗が入った。(「一難去ってまた一難 郵便局に強盗」)

翌日、なんとかその郵便局を見つけたところ・・・

ジョハネスバーグの郵便局が軒並みバージョンアップしている中、良く言えばクラシック。なんとも地味で古臭い。警備の全くない小さなショッピングモールにある、警備の全くない小さな郵便局。

ただ、地味でもそこは郵便局。切手や郵便為替は、実は現金と同じ。更に、銀行同様、貯金も出来るし、クレジットカードが使えない。つまり、原則として現金商売。結構、強盗にとっては魅力的なのだ。

昨日強盗が入ったばっかりで、さぞかし警備が固いのでは・・・と思ったのは素人の浅はかさ?

5つある窓口のうち、職員がいるのはひとつだけ。貼り紙がある。


「武装強盗に遭ったため、この郵便局は最少人数で営業しています。ご理解のほど宜しくお願いします。」

・・・だって。

どうもロジックがイマイチわからない。トラウマを経験した職員が、一斉に休暇を取ってしまったのだろうか。。。

長い行列に並んでいると、後ろに立っていた白人の男の子が「僕のママ、強盗があった時ここにいたんだよ」。

二人組がカウンターを乗り越え、職員のいる側に入り、数分で奪えるものを奪って逃げたとのこと。

「プロだね」と物知り顔の少年。「ママのハンドバッグは無事だった。」

珍しく、お客さんの私物には手をつけない良心的(?)な強盗だったのだ。

私の番が来た。ラケシュ・バニ(Rakesh Bani)さんの版画は・・・あった!!!

通関料、しめて30ランド(360円)。但し、現金も切手も郵便為替も置いていないという。つまりお釣りがない。また、レジがないので、領収書をプリントアウトできない。

「領収書、発行して保管しといてあげるから、月曜日また来なさい。」 ほんとかな~・・・。

ともあれ、やっと入手したラケシュさんの作品は、これ!

タイトル「Ex Libris」 アーチスト Rakesh Bani

それも一枚のみ!という貴重品。

大学の美術学部で助教授をしているラケシュさん。8月31日から3か月、東京の「アートスタジオ五日市版画教室」でワークショップに参加中とのこと。教室のブログを見たら・・・

いました、ラケシュさん!


あなたの作品、無事、南アフリカに届きましたよ~。

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