南アの黒人女性の間で美白クリームが流行っているという記事(「
美白クリームが黒人女性に大人気」 )を4年前に書いたが、危険な成分を含んだ美白(というか漂白)クリームはいまだに市場に出回っており、また、美白クリームの人気は依然として衰えていないことが最近の調査でわかった。
ケープタウン大学と米
ペンシルベニア州立大学の合同調査に協力した600人の黒人・インド系南ア人のうち33%が、「肌を白くする製品を使っている」と回答したのだ。調査結果は『SA Journal of Science』に発表された。
なぜ南アの有色人種女性は肌を漂白するのか。その理由は、肌が白いと「
特権が増える。社会的地位が高くなる。雇用に有利になる。結婚に有利になる」と思われているため。「
歴史的な人種差別感」や「
化粧品会社のマーケティング」も原因と考えられる。
以前紹介した南アのセレブ、
ムショザ(Mshoza)は「美白クリーム」どころか、漂白作用のある物質を皮膚に注入した。『
ドラム』(Drum)誌のカバーに登場したときの見出しは、「醜い私にうんざりしたの」(I was tired of being ugly)。整形し肌を漂白したおかげで、「彼が前より愛してくれるようになった」という。そんな男とはさっさと別れた方が良いと思うけど。。。