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2017/09/17

どうやって消せばいいの? フォトショップの助けを求めたらミームの嵐

「親友のお姉さんが婚約直後に撮った写真を永久保存したがってるんだけど、後ろの男が邪魔。どうやってフォトショップで削除したらいいのかわからない! 誰か助けて!」

・・・というようなメッセージをソーシャルネットワークサイト「Rising Tide Society」に載せたアシュリーさん。



ミーム(Meme)がこれほど流行っている中、ソーシャルメディアでこんなお願いをするの無謀じゃないかな・・・?

案の定、来たわ、来たわ・・・。

出来の良い作品をいくつかご紹介する。


2017/09/04

口座に間違って大金が振り込まれた女子学生 ラッキー!と使い込み

ある日突然、自分の口座に1200万円振り込まれていることに気が付いたらどうしますか? どこから振り込まれたか、そして何らかの間違いであることを知っていたら・・・?

殆どの日本人は振り込んだ人に教えてあげるだろうなあ。。。

実は、「もしも」の話ではなく、南アフリカで実際に起こったこと。

舞台はイーストロンドン(East London)のウォルター・シスル大学(Walter Sisulu University)。2年生のシボンギレ・マニ(Shibongile Mani)は会計学を専攻する27歳。国の奨学金制度NSFAS(National Student Financial Aid Scheme)から月1400ランドの援助を受けている。

NSFASの奨学金でカバーされるのは学費、家賃、食費、本代、交通費だ。NSFASは奨学生ひとりひとりに口座を設け、カードを発行する。学生はそのカードを使って本と食料を買うことになっている。

今年6月1日、シボンギレのNSFAS口座にいつもの1400ランドではなく、1410万ランドが振り込まれた。1万倍の金額!

シボンギレはどうしただろうか? 即座にNSFASに間違いを通報? それとも、しばらく悩んでからNSFASに報告?

いやいや、「ラッキー!!」とばかりに、早速贅沢三昧の生活を始めたのだ。

2017/03/04

フォードクーガ 約50台が炎上したのに、お粗末な対応

フォードクーガ」(Ford Kuga)を日本語でグーグルしてみた。「低燃費なのにパワフル!」「走破性能や疲労度の少ないシートなど、高い実用性」「俊敏な走りは大きな魅力」・・・。

いいことばかりだなあ。南アフリカでは売れない車なのに。なにしろ、2015年以来、南アフリカ、スワジランド、ボツワナの3か国で、約50台もが走行中にいきなり火を噴いてしまっているのだ。今では「フォードクーガ」という名前だけで新車、中古車とも買い手がつかない。

炎上するクーガ(BBC News

2015年9月のある日、ショーン・トンプソン(Sean Thompson)さんは愛車のクーガを車庫に入れた。その夜、トンプソンさんにトラッキング会社から電話がある。トンプソンさんの車のバッテリーが上がりかけているから様子を見た方が良いという。エンジンを切ったはずなのに・・・。怪訝に思って車庫に行くと、なんと!車が燃えていた。そして、ドアが開かない!

翌日、クーガをフォードに持って行く。フォードは「前回の定期整備を行ったのはうちじゃない」と責任を取ることを拒否。保険会社も「フォードの整備がいい加減」と支払いを拒否。トンプソンさんは修理に約30万円払うはめになる。

整備工曰く、「エンジンが切ってあるのに、電気系統がまだ動いている」。トンプソンさんは直ちにフォードにメールで連絡。「誰かが死ぬことになるかもしれない」から、「他のオーナーに警告しクーガの電気系統をチェックした方がよい」と勧める。フォードから返事はなかった。

2015/07/12

ネットで暇つぶしする、今どきの囚人 刑務所の通貨は「エアタイム」

「あなたのせいで笑い過ぎて、お腹の皮が痛いわ。」

アヤンダ・テンゴ(Ayanda Tengo)がこんなコメントを残したのは、シズウェザケ・ヴマゾンケ(Sizwezakhe Vumazonke)のフェイスブックのウォール。これに対して、ヴマゾンケは「あまり笑うなよ。お腹が落っこちるぜ。」

ヴマゾンケはまた、フェイスブックにこんな写真を投稿している。

news24

この賑やかな服は、南アフリカの囚人服。そう、ヴマゾンケは殺人容疑で勾留され、刑務所に収容されているのだ。

『タイムズ』紙の取材を受けた別の囚人曰く、

刑務所に入っていると、時間は有り余っているのに、することがない。だから、皆ネットで時間を潰すのさ。僕はツイッター、フェイスブック、インスタグラム、それにワッツアップをやってるよ。」

ネットにアクセスするにはスマホを使う。

囚人が携帯電話を持つことは許可されていないものの、様々な手を使って持ち込んでいる。

2015/02/17

転んだムガベがミーム化 政治批判から無邪気な笑いまで

ジンバブエの独裁者ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領がこけた。エジプトで開催されたアフリカ連合(African Union)総会で新議長に就任し、2月4日、意気揚々と帰国。空港で演説を行った後、ひな壇から下りる途中で、赤カーペットに躓いてしまったのだ。



映像は世界中のニュースで流れてしまったものの、写真の流出だけでも食い止めようとしたのか、現場にいたスチールのカメラマンたちは画像を消去するよう警備員に要求されたという。また、27人もの警備員が停職処分になったという報道もあった(ジンバブエ政府は否定)。

国のお抱えカメラマン、ジョセフ・ニャダヨ(Joseph Nyadzayo)は自分が撮った写真を政府のプロパガンダ新聞『ヘラルド』(Herald)紙に届けた。新聞の上層部は「絶対使ってはならない!」。なのに、全国紙に掲載されてしまった。どこかで行き違いがあったのか、それとも、写真があまりに秀逸なため、編集部員たちが誘惑に勝てなかったのか。。。


『ヘラルド』紙の編集部員3人が大目玉を食らったらしい。

ジンバブエ政府は火消しに大わらわ。『ヘラルド』紙の姉妹紙、『サンデーメール』(Sunday Mail)紙曰く、

「ムガベ大統領は、精神的に機敏であるが故に、反射的に転倒のショックを和らげることが出来、また、身体的にフィットしているが故に、全く怪我をすることなく歩き去ることが出来た。」

「この出来事により、ジンバブエ人が何故一貫してムガベ大統領に投票し続けるのかが証明された。大統領はこれまでにも増して、精神的に機敏であり身体能力に優れている。」

「ムガベ大統領が一線から身を引く時が来たなどと示唆するのは、馬鹿者だけである。」

そろそろ91歳の老人なのだから、躓いて転ぶことがあっても不思議ではないのに、ムキになっているのが痛ましい。

一方、政府にコントロールされていない『スタンダード』紙は、

「若い老人のふりをしても、ムガベのためにならない。」

「引退してくれれば、ムガベ自身とジンバブエ国民に大きく貢献する。」

それにしても、想像をかき立て、創造を生み出すポーズである。あっという間に、インターネット・ミーム(internet meme)化したのも不思議はない。検索したら、50近くあった。政治批判をチリバメタものから、単に笑いを誘うものまで、よく思いついたなあ。

例えば、明らかなムガベ批判は・・・
 

2014/04/03

エイプリルフールの新聞記事にご注意!

4月1日に新聞を読む時は注意が必要だ。そう、「エイプリルフールズデー」(April Fools' Day)。日本語では「万愚節」とか「4月ばかの日」とか訳すらしい。この日のいたずらや、いたずらに担がれた人を「エイプリルフール」(April Fool)という。

日本の新聞は真面目そうだから、嘘の記事など出さないかもしれないが、どうなんだろう。出したら、本気にした人から苦情が殺到しそうだ。

台湾と香港では、『ニュー・メディア』(New Media)紙が今年「台湾で初めて出産した人気パンダが寄生虫のため重病になり、安楽死させられるかもしれない」というエイプリフール記事を掲載したところ、大騒ぎになり、台北市長にお叱りを受けたとか。

南アフリカは欧米の伝統(?)を踏んで、もっともらしい、でっち上げ記事が新聞に掲載される。過去にも「売春が合法になった」とか「大麻が合法になった」とかいう記事が4月1日の紙面を飾った。どんな突飛なことでも実際にあり得る国だから、よっぽど注意しないと騙されてしまう。

2014/01/21

知らない間に「連続殺人魔」。ソーシャルメディアの怖さ。

今年に入って、ダーバン在住のリドワーン・キャラワン(Ridhwaan Carawan)さんに「連続殺人魔!」「殺してやる!」などの脅迫メッセージが届き始めた。まったく身に覚えがないという。

キャラワンさんは38歳の、幸せな家庭を持つ普通の会社員。悪意に満ちたメッセージは、プレトリアやケープタウンなど遠くからも届いた。上司に「私は殺人犯ではない」と説明しなければならなかった。買い物に行くたびに怪しい目で見られ、質問を浴びせかけられる。

警察の取り調べも受けた。その一週間前に他殺死体として発見された、22歳の女性クリスタリン・パール・ラビー(Crystaline Pearl Labie)さんを殺害した犯人として。この女性も、この女性が殺されたことも知らなかったというキャラワンさん、一体どうして。。。

そしてわかったのは・・・。

2014/01/05

強盗殺人犯、「セルフィー」をフェイスブックにアップ

「セルフィー」(selfie)という言葉は日本でも使われているんだろうか。

デジカメや携帯で撮った自分の写真のことだ。ツーショット、グループフォトでもよい。腕を伸ばして撮ったり、鏡の前で撮ったりして、そのまま、フェイスブックなどのソーシャルメディアにアップすることが多い。

2005年に使われた例があるが、大ブレークしたのは2012年。同年、『オックスフォード英語辞典』(Oxford English Dictionary)デジタル版に掲載。2013年には、『オックスフォード英語辞典』「ワード・オブ・ザ・イヤー」(the word of the year)に選ばれた。

最近では、ネルソン・マンデラ追悼式でのバラク・オバマ(Barak Obama)米大統領のセルフィーが有名。デンマークのヘレ・トーニング=シュミット(Helle Thorning-Schmidt)首相がスマートフォンでオバマ、ディヴィッド・キャメロン(David Cameron)英首相とのスリーショットを撮っているところを、たまたま居合わせた報道カメラマンが撮影し、ネットで爆発的に広まって、「追悼式という厳粛な場ではしゃぐとは不謹慎」と大いに非難された。


2013/12/29

変わった新年の迎え方ベストテン 第4位に南アフリカの家具投げ落とし

今年も余すこと、あと数日。多くの人々が新年を迎える準備に余念がないことだろう。世界各地で、どのような新年の祝い方をするのだろうか。

そこで、ソーシャルネットワーキングサイト、Badoo.comが世界18か国計7200人にアンケートをとってみた。質問はふたつ。「世界で一番変わった新年の迎え方」と「世界で一番楽しい新年の迎え方」は何だと思うか。

変わった新年の迎え方第1位の栄冠(?)に輝いたのは、タルカ市(チリ)に伝わる、墓地で先祖と一緒に新年を迎える風習。

祖先の霊をお迎えするお盆を考えると、それほど変わっているとは私には思えないけど、「変わっている・いない」はアンケートに答えた人の「常識」「普通」に基づいているので、誰に聞いたかによってこういう結果もありだろう。

2013/12/07

ネルソン・マンデラ、逝く 弔問客であふれるジョハネスバーグの自宅前

12月5日23時54分、外国特派員協会からメールが届いた。件名は「ネルソン・マンデラ死去」(Nelson Mandela passed away)。

短い本文が続く。「同僚の皆さん、ズマ大統領がネルソン・マンデラの死去を国営放送第2チャンネルで発表します。」( Dear Colleagues,President Zuma announces Nelson Mandela's passing on SABC 2.)

ここ数か月、生命維持装置のお蔭でかろうじて生きていたことは周知の事実。「与党ANCは来年の総選挙まで生きていて欲しいだろうな」と思いつつ、いつ亡くなってもおかしくない状態が続いていた。何か月も喉に管をつっこまれたまま。口もきけなければ、食事もできない。強欲な政治家や近親のせいで、無理やり生き延びさせられているようで、気の毒だった。

だから、心の準備は出来ていたはずなのに、一瞬世界が止まり、頭が空白になった。

ズマによると、亡くなったのは12月5日の20時50分頃。家族に看取られてのこと。

「我が国はその最も偉大な息子を失い、国民は父親を失いました。」(Our nation has lost its greatest son. Our people have lost a father.)

陳腐に聞こえかねないこんなセリフも、マンデラには限りなくふさわしい。

一日経って放心状態から回復し、ジョハネスバーグの自宅に花を持って行くことにした。遺体はとっくに軍隊の病院に移され、腐敗処理を施されている最中であることは知っているが、やはり花を捧げたい。(夫を利用できるだけ利用しようとする政治家や家族が騒ぐ中、外部にはひたすら沈黙を守りながら、献身的に看病を続けたグラサ・マシェル夫人の姿が心に浮かぶ。)

2013/07/07

23年ぶりに蘇った幻の歌 「国民はマンデラを求めている」

1990年、ジョハネスバーグのエリスパークスタジアム(Ellis Park Stadium)で、27年間の服役生活から釈放されたマンデラのために、「おかりなさい」コンサートが開かれた。当時、南アフリカで最も影響力が強かったミュージシャンたちが一堂に会し、一緒に歌ったのが、この日のために作曲されたこの歌。

「国民はマンデラを求めている」(The People Want Mandela)

ライブで歌われたのはこれ一回切り。CDとして販売されることも、ビデオがリリースされることもなく、いつの間にか人々の記憶から消え去った。

それが、ごく最近、南アフリカの映像作家、ニック・ホフメイヤー(Nic Hofmeyr)によって蘇った。

ダメージを受けたテープ2本から新たにマスターテープを作り上げ、映像をつけてユーチューブにアップロードしたのだ。7月2日のことである。

マンデラの死を目の前に迎えての行為だろうが、誰でも無料でアクセスできるユーチューブというところがいい。明らかに、金儲けを狙ってのことではないからだ。マンデラの一生やその功績を振り返り、愛情と感謝の心に溢れる国民の心を代弁しているようで好感がもてる。

2012/11/20

アフリカよ、ノルウェーを救え!

ラッパーの「ブリージーV」(Breezy V)は語る。

アフリカ人を団結させて、困っているノルウェーに救いの手を差し伸べようという運動を行っているんだ。

えっ? アフリカがノルウェーを救う?

「ノルウェーで何が起こっているか気がついていない人が多いけど、僕に言わせれば、寒いというのは貧困と同じくらいひどいことなんだ。日の光は人々に笑顔を与える。人間は飢えている人々を無視したりしない。だから、寒さに震えている人々を無視すべきじゃない。凍傷で死ぬ人だっているんだから。アフリカの皆さん、ノルウェーのためにひと肌脱ごうじゃないか。ストーブを集め、ノルウェーに送り、暖かさ、光、そして微笑みを広めようじゃないか。ラディエイドに協力してください。」

そして、音楽が始まり、複数のアフリカ人シンガーの歌声が重なる。。。

2012/10/28

レディー・ガガの前座を断った南アバンド、新作ビデオでガガをケチョンケチョン

あなたが今売出し中の新人歌手だったら、そしてもし、あの、「レディー・ガガ」(Lady Gaga)に前座を頼まれたら・・・? 大感激? 光栄? プロモーションの絶好のチャンス? いずれにせよ、「断る」という選択肢はありえないかもしれない。
 
ところが、南アフリカのバンド「ディー・アントヴアルト」(Die Antwoord)は、「南アツアーで前座を務めて欲しい」というレディー・ガガの依頼を鼻にもかけなかった。レディー・ガガは「クールさがイマイチ」というのがその理由。

リーダーのニンジャ(Ninja)曰く、「自分たちだけで、新鮮で未来的な音楽とビデオを作り出してきた。自分たちだけで、世界一のライブを行ってきた。自分たちだけで、頑張ってツアーしてきた」。レディー・ガガの前座を務めては、その「クールさ」が台無しになってしまう、というのだ。

それどころか最新ミュージックビデオ「ファティー・ブーム・ブーム」(Fatty Boom Boom)で、レディー・ガガを散々コケにしている。

2012/04/09

ツイッターでハイジャック被害者救出

4月7日(土)夜9時頃、ジョハネスバーグの北東、ハニーデュー(Honeydew)地域を運転していた男性が、武装した2人組にハイジャックされた。乗っていたのは「ゴルフ3」。フォルクスワーゲンの「ゴルフ」や「ポロ」は何故か人気があり、盗難の対象になりがち。「ゴルフ」と「ポロ」しか狙わない車両窃盗シンジケートもある。

犯人は男性をトランクに押し込め、走り始めた。

誰でも持っている携帯電話をこの男性も当然持っていることに、犯人たちは思い当たらなかったようだ。それが男性を救った。

車のトランクから、男性はガールフレンドにSMSを送った。ガールフレンドは直ちにツイート。9時11分のことだ。ガールフレンドのメッセージを「リツイート」(RT:retweet)=「再投稿」したのは7人。そのひとり、タニシャ・レディ(Tanisha Reddy)さんは「ピッグスポッター」(PigSpotter)にツイートした。

「ピッグ」=「ブタ」とは警察のこと。「スポッター」は「見つける人」。「ピッグスポッター」は、スピード違反の取り締まりや交通検問の情報を流すツイッターなのだ。10万9000人以上のフォロワーを持つ。

雪だるま式に情報が広がった。面識のない人々が一致団結して、ナンバープレート「DSS031GP」、エビ茶色のゴルフを見つけようと必死になった。警備会社や車両トラッキング会社もツイートに参加。

2012/03/18

「コニーを捕まえろ」 先進国の驕り? ウガンダ

KONY 2012。ユーチューブにアップロードされた、約30分のビデオだ。私はなんと!8185万3498回目のビューアー。日本語字幕版もある。

 

「KONY」とはLRA(Lord's Resistance Army)、「神の抵抗軍」の指導者ジョセフ・コニー(Joseph Kony)のこと。

ジョセフ・コニー
1961年、ウガンダ北部のオデク(Odek)村に生まれる。両親はアチョリ(Acholi)族の農民ルイジ・オボリ(Luizi Obol)とノラ(Nora)。父親はカトリック教会、母親は聖公会に属する。

1980年代の半ば、アチョリ族の居住区では、キリストの再臨を信じる前千年王国説(Premillennialism)に基づいたグループが乱立。コニーも同様のグループを開始する。

「神のスポークスマン」を名乗り、「聖霊」の意志を人間に伝えるとするが、教えの中身は神秘主義、アチョリ民族主義、キリスト教原理主義のゴッタマゼ。「十戒」の実現を目指し、銃弾を跳ね返す「聖油」を使用する。

2012/02/22

アフリカーナのバンド「ディー・アントヴアルト」 欧米で大人気

アフリカーナ(Afrikaner)は比較的新しい民族だ。17世紀半ばから南アフリカに入植したヨーロッパ人の子孫が混合して形成する。割合が一番多いのはオランダ人。それに、フリーシア人、ドイツ人、フランス人が混ざって中核をなす。イギリス、北欧、ポルトガル、ギリシャ、イタリア、スペイン、スコットランド、アイルランド、ポーランドなどからの移民の血も入っている。

初期の入植者たちが異人種とも交わったことから、DNA鑑定によると、アフリカーナには白人以外(コイサン、マレー、インドなど)の遺伝子が5-7%も入っているという。

じゃあ、なんでもあり? みたいだが、アパルトヘイト時代は、ゲルマン系の言語「アフリカーンス」(Afrikaans)語を第一言語とする(一見)白人が「アフリカーナ」とされ、南アフリカ政治社会の頂点に立った。

アフリカーンス語は17世紀のオランダ語から派生した言語で、長いこと、オランダ語の方言と見做されていた。独立した言語として南アフリカの公用語となったのは、1925年のことだ。

つまり、アフリカーナもアフリカーンス語も、南アフリカ生まれ。マイノリティー民族、マイノリティー言語である。

アパルトヘイトが終わり、アフリカーナは政治力を失った。アフリカーンス語は11ある公用言語の単なるひとつに成り下がった。アフリカ黒人やイギリス人と戦って勝ち取った地位が「過去の栄光」になった。アフリカーナのために設立された大学は、次々と英語で授業をするようになった。

人口僅か360万人。歴史的役割は終了し、これからは細々と生き続ける・・・との予想もあったが・・・。

保守的で土臭いイメージの強いアフリカーナから、ビッグなラップ&ヒップポップバンドが生まれた! そして、全世界、特にアメリカ合衆国で大人気というのである。

2011/12/02

「最後の独裁者」 ナンドーズ、またもや大ヒット作

ポルトガル風チキンのファーストフードレストラン「ナンドーズ」(Nando's)がまたもや大ヒット作を生みだした。といっても、メニューではなく、TVコマーシャルの話。

ファーストフードレストランというと、薄利多売。売り上げの量で勝負するためには、出来るだけ多くの人に来てもらう必要がある。そのため、ファーストフードレストランの広告は、家族層を狙った毒にも薬にもならないものになりがち。勿論、話題になるに越したことはないが、せいぜい登場人物のセリフとか、テーマソングに工夫を凝らす程度。政治批判なんてもってのほか。

ところが、ナンドーズは次から次へとやるのである。タイムリーで、ユーモラスで、ウィットの効いた政治批判を。大統領だろうと、有力政治家だろうと、怖いものなし!

今回槍玉に上がったのは、ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領。題して、「最後の独裁者」(The Last Dictator Standing)。