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2018/02/15

ベッカム、ゾンビ、スタートレック・・・。楽しい大学の科目あれこれ

アメリカのテレビ番組『ゲーム・オブ・スローンズ』(Game of Thrones)が米バージニア大学(University of Virginia)で英文学の科目になった。エミー賞、ゴールデングローブ賞など受賞している超人気ファンタジードラマだ。

授業を行うのはリサ・ウールフォーク(Lisa Woolfork)準教授。実績のある学者とのこと。『ゲーム・オブ・スローンズ』は「文学的に見て、非常に多様で含蓄がある文章。何重もの層があり、登場人物が豊富で、とても知的」とベタ褒め。

ディスカッションが主の授業は4週間にわたり、学生たちは最後に『ゲーム・オブ・スローンズ』の新しい章をグループ別に書くことになっている。現在24名の学生が受講中。

4年生のマドリン・マッコーリフ(Madlyn McAuliffe)さん曰く、「昔は本が話題を提供したが、今その役割を果たすのはテレビと映画」「文学と同じ原則をテレビや映画に適用するのは大切だと思う」。

これ以外にどんな「オモシロすぎて、実在するとはとても思えない大学の科目」があるのだろう、と英『デイリー・テレグラフ』(The Daily Telegraph)紙が探し出してきたのが以下のコース。

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デイビッド・ベッカム研究(David Beckham studies) 英スタッフォードシャー大学(Staffordshire University)

この大学には「メディア・スポーツ・文化」という学位があるそうで、その授業の一環。ベッカムの写真をホレボレと観賞するわけではなく、人々がサッカー選手に夢中になる現象を社会学的に研究するもの。コースを創設したエリス・キャシュモア(Ellis Cashmore)教授曰く、「今日ベッカムが大きな注目を浴びているのは事実。ベッカムは数多くの夢想・幻想の対象となっている」。

2009年ケープタウンにて。記者会見で一語一語ゆっくり言葉を選んで話す、誠実な態度が印象的でした。

2017/01/10

メイドからセレブシェフに 人生を変えたリアリティTV

3か月前キム・カーダシアン(Kim Kardashian)に銃を突きつけ、強盗を働いた容疑者のうち16名が逮捕されたとのニュースを先ほどCNNで見た。(我が家にはテレビがないので、テレビのニュースはユーテューブで見ている。)事件が起きた時は格別注意を払わなかったのだけど、今日のニュースによると、奪われたのは900万ユーロ相当の宝石! 11億円相当以上の宝石を身に着けていたわけだ。

有名であることで有名な、リアリティTVのスター、キム・カーダシアンの2015年度の所得は5250万ドル(約60億円)。ツイッター、フェイスブックなどソーシャルメディアのフォロワーは数千万人に上るという。何の才能もなさそうに見えるカーダシアン一家だが、TVとソーシャルメディアを最大限に利用して大金を儲けているのだから、大衆の欲するところを嗅ぎ分ける、類まれなる才覚があるといえる。

リアリティTV、特にタレント発掘のコンテスト形式の番組は、才能はあるがコネも資力ものない無名の人が一躍有名になる機会を与えてくれる。『ブリテンズ・ゴット・タレント』(Britains Got Talent)で人生が変わった歌手スーザン・ボイル(Susan Boyle)はその好例であろう。



最近の南アフリカでは、シポカジ・ムドラコモ(Siphokazi Mdlakomo)さんがいる。ケープタウンで住み込みのメイドをしていた2014年、『マスターシェフ 南アフリカ』(MasterChef South Africa)に出場。ダイナミックな人柄と、逆境に負けず人生に挑戦するメイドというキャラが受け、第2位の栄冠を勝ち取り、賞金10万ランド(約85万円)を手にした。39歳だった。

前列中央の小さい女性がシポさん(Mail Online

シポさんは東ケープ州の寒村で生まれ育ち、21歳の時、仕事を求めて大都市ケープタウンにやってきた。手に職がない多くの黒人女性同様、メイドになる。料理は働きながら身につけた。

2015/05/01

ゼノフォビア殺人 被害者も加害者もどん底の生活

少なくとも7人が命を落とした今回のゼノフォビア(Xonophobia)騒動。7人目の被害者エマニュエル・シトレ(Emmanuel Sithole)さんと加害者4人の家族を『サンデータイムズ』(Sunday Times)紙が追った。浮かび上がったのは、出口の見えない状況でなんとか生き延びようとする必死の姿。

エマニュエルさんの故郷は南アフリカの隣国モザンビーク。ベイラ(Beira)から南西400キロに位置するンハチュンガ(Nhachunga)村だ。ゼノフォビア騒動を避けるため、故郷に戻る予定だった前日に殺されてしまったという。後に残されたのは、母親、若い妻2人、幼児3人。父親は去年亡くなった。

エマニュエルさんの妻、子供たち、母親(Times Live

エマニュエルさんが南アフリカにやって来たのは7年前。2008年のゼノフォビア騒動時は南アに留まった。昨年、路上で襲われ何週間も入院したが、やはり南アを去らなかった。半年に1回くらいしか国に戻らず、自分は質素な生活を守って、毎月欠かさず約1300ランド(1万3000円)の仕送りを続けた。

独身だったエマニュエルさんが28歳の時、寒村ンハチュンガを出て南アフリカにやってきたのは、仕事を見つけるため。家族に少しでも良い暮らしをさせ、結婚資金を貯めることが目的だった。伝統的な部族の結婚では、ロボラと呼ばれる結納金を花嫁の家族に払わなければならないのだ。

南アフリカに不法入国し、露天商としてコツコツお金を貯め、ロボラを払ってセリナ(Selina)さんと結婚。商売は繁盛し、昨年、2人目の妻イサベル(Isabel)さんを娶った。現在、セリナさんとの間に3歳の息子と1歳の娘、イサベルさんとの間に1歳の娘がいる。

エマニュエルさんの夢は、家族のためにレンガ作りの家を建てることだった。しかし、エマニュエルさんが亡くなったことで、レンガの家どころか、食料さえおぼつかない。

エマニュエルさんの母親によると、貧しいンハチュンガ村の生活は天候に左右される。今年は作物の出来が悪かった。お金がある家庭は、食料を買うことができる。家畜を持っている家は、牛を何頭か売って食費を調達できる。しかし、お金も家畜もなく、自分で植えた作物しか食べるものがない一家は飢え死にするしかない、という。

2015/03/11

間抜け? 大胆不敵? 生中継中のレポーターを襲った強盗

3月10日の夜、南アフリカ国営放送(SABC)のレポーター、ヴヨ・ムヴォコ(Vuyo Mvoko)はジョハネスバーグの私立病院「ミルパーク病院」(Milpark Hospital)の前にいた。ザンビアのエドガー・ルング(Edgar Lungu)大統領が同病院に入院した模様を7時のニュースで生中継するためだ。ムヴォコを取り囲むのは、カメラマン2人とジャーナリスト3人からなる報道チーム。

7時直前に番組のプロデューサーと携帯電話で話し、さあ本番!というところで邪魔が入った。4人組の武装した男たちがいきなり目の前に現れ、携帯電話、パソコン、撮影機材を要求し始めたのだ。カメラは既に回っている。7時のニュースを見ようとテレビのスイッチを入れた全国のお茶の間の国民の前で、強盗の生中継が始まってしまった!

IOL News

携帯電話を渡すのを拒否したムヴォコに、犯人のひとりが「この犬を撃ち殺せ!」と叫んだ。幸いにも怪我人は出なかったが、なんと大胆なことか。

2014/08/31

南アフリカの良心、ツリ・マドンセラ マイリー・サイラスのパロディ

南アフリカの与党ANC(アフリカ民族会議)は、ジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領を頂点として腐敗しきっている。総選挙が完全比例代表制であるため、政治家は「有権者」や「地元」を考える必要がない。党内の力関係が全てなのだ。能力も必要な資格もないのにコネだけで職を得た官僚が、国政だけでなく州政府や市にも溢れている。地方・中央政府の仕事は、与党にコネのある人々が経営する会社にばらまかれる。その会社に能力や実績がなくても関係ない。政治の腐敗が波紋のように広がり、教育、医療、福祉、インフラなど国民の生活の隅々まで悪影響を与えている。

2002年に設立された、捜査・検察の両方の権限を持つ「スコーピオンズ」(Scorpions)は、大規模の組織犯罪や汚職を次々と暴き、有罪判決率が90%という超有能な特別捜査班だったが、あまりに優秀なため、有力政治家やその友達たちや腐敗した警察に憎まれ、2008年に解体されてしまった。

良心的な裁判官や官僚がいないことはないが、ANC政権にインパクトを与えるほどではない。政治に関しては明るいニュースがなく、「南アフリカに正義はないのか!」と暗い気持ちになることが多い中、唯一、光を放っているのがツリ・マドンセラ(Thuli Madonsela)。

iol news
1962年9月28日、ジョハネスバーグ生まれの法廷弁護士。スワジランド大学で文学士号(法律専攻)取得、ヴィットヴァータースランンド大学で法学士号取得。アパルトヘイト時代は当時解放運動団体だったANCやUDF(統一民主前線)に参加。民主国家南アフリカの憲法最終草案を作成したメンバーのひとり。

2009年、「Public Protector」に任命される。南アの「パブリックプロテクター」は英国やスカンジナビア諸国のオンブズマン(ombudsman)に相当し、政府・国家機関・国家公務員などの違法行為・横暴に対する国民の訴えを受理・調査するのが仕事。

ツリは目を見張るほど有能である。公正・公平である。権力に屈しない。マンデラ亡き後の南アフリカの「良心」「正義」を体現している。

だから、与党ANCに憎まれている。ツリを任命したズマ大統領は、さぞかし後悔していることだろう。

2011/07/08

マンデラをカモにした男 ジェイムズ・グレゴリー

ネルソン・マンデラ著『私自身との対話』(Conversations with Myself)を訳していたら、ジェイムズ・グレゴリー(James Gregory)という懐かしい名前が出てきた。

マンデラの看守としての思い出を『さよなら、バファナ』(Goodbye Bafana:Nelson Mandela, My Prisoner, My Friend)(邦訳、出てないみたいですね)という本にまとめ、同名で映画化もされた。邦題は『マンデラの名もなき看守』。グレゴリー役は、『恋に落ちたシェイクスピア』(Shakespeare in Love)で若き日のシェイクスピアを演じた、ジョセフ・ファインズ(Joseph Fiennes)。

グレゴリーには、NHK BSの『世界わが心の旅』という番組に出演してもらったことがある。『南アフリカ・ひとみ輝く子供たち』(1994年11月放送)。「旅人」は写真家、吉田ルイ子。

吉田さんが「マンデラの大統領就任式に呼ばれた看守に会いたい」というので連絡を取ったところ、ちょうど『さよなら、バファナ』の執筆中。「出演交渉はゴーストライターとしてくれ。」 えっ?

2010/07/06

ドイツの超能力タコ W杯準決勝でスペイン勝利予想

南アフリカで開催中のサッカーワールドカップ(W杯)。7月7日は準決勝のドイツ対スペイン戦。その勝者を占う「超能力タコ」パウル君のご神託の模様が、ドイツのテレビ局で生放送された。パウル君はW杯南アフリカ大会におけるドイツの勝敗を、これまでの5戦全てで当てている。

画面にはドイツの旗がついた入れ物とスペインの旗がついた入れ物。どちらに入ったムール貝を選ぶか、視聴者は息を殺して見つめる。一旦はスペイン側へ行ったパウル君。決めかねるように、ドイツ側へ。ところが、一気にスペイン側へ戻り、ムール貝を選んでしまった!

2008年以来サッカー神託を下しているポール君だが、これまで一度だけ間違ったことがある。ショックのドイツファンは、パウル君の2度目の間違いに期待している。

2010/06/08

南アフリカ共和国、南米に移動!?

日本人にとって、南アフリカは地理的心理的に遠い国。それはアメリカ人にとっても同じこと・・・なのだろうが・・・。

シカゴのとあるテレビ局が、ニュース番組で大チョンボ。地図にご注目ください。


なんと、アフリカ大陸の最南端に位置するはずの南アフリカが、南米に移っている。しかも、国境線が入っていないところを見ると、南米大陸全体になってしまったようだ。南アフリカ共和国は、国民の気がつかないうちに、いつの間にか南米を征服してしまった!?! とすると、カカは南アナショナルチームのメンバー?

史上最弱のホスト国と言われる南アフリカ。ブラジル選手を全員入れれば優勝できるかも。。。

2010/05/22

覆面王子の嫁さん探し

BBCのリアリティ番組「アンダーカバープリンス」(Undercover Princes)が南アでも放映される。「覆面捜査官」ならぬ「覆面王子」。3人の独身王子が、イギリスで人生の伴侶を見つけようという趣向。

といっても、面白オカシイのが身上のリアリティ番組。おカタくて公務で忙しい、ヨーロッパの王室や日本の皇室を期待してはいけない。選ばれた3人は、インドのマンヴェンドラ王子、スリランカのレミジウス王子、そして南アのアフリカ・ズールー王子。

いずれも「世が世なら」のクチ。マンヴェドラ王子はハウスキーパー、アフリカ王子はバーテンダー、レミジウス王子はウェイター。優雅な王侯貴族の生活とは程遠い。

ストリッパーに紹介されたり、マンヴェドラ王子がゲイだったりと、アフリカ王子(30)にとっては驚きの連続。でも、ロンドンの女性は南ア女性より「フレンドリーで、面白くて、温かい」とご満悦。



発展途上国から来た有色人種の若者、それもバーテンダーなどをしている「王子」が、慣れない先進国で失敗したり誤解を招いたりするのを見て笑う、という僭越な人種差別の匂いがしないこともない。

興味津々ながら、我が家には衛星放送どころかテレビもない。見た方、是非感想を聞かせてください。BBC Entertainment、火曜日、夜9時半放送とのこと。


(参考資料:2010年5月20日付「The Times」など)