2012/09/15

親友は身長2メートル 「キリン乗り」の特訓中

シャンドー・ラレンティ(Shandor Larentry)君(17歳)の親友は、マラ(Mara)とパーディ(Purdy)。マラはまだ生後3か月だが、身長2メートル。大人のパーディは、6メートルもある。

なにを隠そう、マラとパーディはキリンなのだ。2頭とも、赤ちゃんの時から、人間を親代わりに育った。

学校から帰ると、パーディが出迎えてくれる。名前を呼ぶとやってくる。犬みたいだ。

パーディの食事の世話は楽。自分で木の傍へ行って、ムシャムシャ葉っぱを食べる。

まだ赤ちゃんのマラは、そうはいかない。一日に卵の白味を12個分と、ミルクを12リットル与える。

シャンドー君は現在、マラに乗馬の特訓中。

1950年代、イギリスのチッパーフィールズ・サーカス(Chipperfield's Circus)に、世界唯一の「キリン乗り」がいた。シャンドー君の大叔父さん、テリーだ。シャンドー君は大叔父さんの跡を継いで、数十年ぶりの「キリン乗り」になることを目指している。

「キリンの背中に乗った感触は素晴らしい」というシャンドー君。ジョハネスバーグの観光施設「ライオンパーク」(Lion Park)で訓練中というから、将来的には、ライオンパークの訪問客も、その素晴らしさを味わえるかもしれない。(シャンドー君の父、アレックスさんはライオンのトレーナーとのこと。また、ライオンパークは1960年代、南アフリカへやってきたチッパーフィールズ・サーカスが設立したもの。)

マラに乗るシャンドー君。「ザ・スター」紙より

ところで、16歳のシャンドー君がハイエナを飼い犬のように扱い、シャンプーしたり、歯磨きしたりしている映像を見つけた。当時は、ハイエナの「テンバ」(Themba)が「親友」だったらしい。シャンドー君の次の親友は誰?

 (参考資料:2012年9月13日付「The Star」など)

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