2012/09/05

スマホでエイズ検査 南アと韓国の共同プロジェクト

ソウルのクンミン大学(国民大学校;英称「Kookmin University」)の医用生体工学者(bioimedical engineer)チームが、プレトリア大学家庭医療学部と共同で、スマホでエイズ検査を行なうプロジェクトに取り組んでいる。

エイズが蔓延するアフリカの農村部は、エイズ検査が出来る都市部の施設から遠い。そこで、写真に撮った血液サンプルをスマホ上で分析しようというものだ。CD4値はもとより、免疫システムがどのくらい機能しているかまでわかるという。

既に、特殊な顕微鏡「スマートスコープ」(Smartscope)とスマホ用アプリの開発は終わった。来年、臨床試験を行う予定だ。

「スマートスコープ」は、大きさ1ミリの顕微鏡にライト(明かり)がついたもの。スマホのカメラ上にクリップで取り付ける。血液サンプルを顕微鏡を通してスマホで撮影し、それをスマホにインストールした特別なアプリで分析するだけだ。

臨床試験が成功すれば、HIV感染者数世界一(約600万人)の南アと、HIV感染率世界一(25%以上)のスワジランドで実際に使用する予定。

韓国、やるじゃん。今までアフリカでは影が薄かったが、さすが、サムソン「ギャラクシー」(Galaxy)を生んだ国!

(参考資料:2012年9月1日付「Saturday Star」など)

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