2011/08/14

アメリカからの速達航空便 4週間かかって到着

アメリカ合衆国オレゴン州から、分厚い封筒が届いた。4週間前発送された、速達書留航空便。(詳しくは「当世南ア事情 届かぬ郵便物」)

震災義援金を募る国際版画展「Inspired by Japan」の作品が送られてきたのだ! 約50点が2部ずつ。しめて100枚の版画。

ところが郵便局で、消費税と通関料を併せて、1600円強請求された。送り主のバーバラ・メイソン(Barbara Mason)さんが「総価値」を「100ドル」と書いてしまったため、14%の消費税と通関料がかかってしまったのである。

ちょっと悔しいが、アメリカでは1枚75ドルで販売しているということなので、「バーバラさんが単純計算し、総価値7500ドルと書かなくて良かった!」と胸を撫で下ろした。

息子たちに事業を任せ引退し、版画に身を打ち込んでいるというバーバラさん。3月11日に地震が起こった直後、世界の版画家に呼び掛けて、義援金集めプロジェクトを開始した。熱い心と行動力の持ち主。メールのやり取りからしても、すごくいい人っぽい。

後からフェデックスで送って貰った作品(ずっと前に届いてしまった)と併せて、57点が4枚ずつとなった。南アフリカからの出品作は20枚ある。日本に対する関心の薄い南アフリカで、200枚以上の版画を売り捌くことができるだろうか?

バーバラさんが主宰しているのは、「ばれんフォーラム」(Baren Forum)というインターネットをベースにした版画家グループ。版画を始めたばかりの素人から、超有名美術館が作品を購入する確立した版画家まで、メンバーの経験や経歴は様々。

「Inspired by Japan」に手を挙げてくれたアーチストから、どの程度の作品が集まるのか。楽しみである一方、一抹の不安があった。が、全くの取り越し苦労だった。バラエティに富んだ力作が集まり、嬉しい限り。(作品はこちらで。アーチストの名前をクリックすると、大きな絵と説明文が出てきます。)

ジョハネスバーグの展覧会では1点につき1枚、フレームに入れて展示する予定。展示担当者のジョンに各作品1枚ずつ渡したところ、翌日「6枚売れた」との連絡。

「買い手に引き渡したので、展示する作品が足りなくなった。取りに行く」って、あの~、渡したのはまだ売り物じゃないんですけど。。。

南アフリカでは、1点500ランド(6000円)で販売する。いずれも、このプロジェクトのためのオリジナル、部数限定作品。

9月17日に小沢大使を招いてのオープニングとはいえ、9月30日には日本赤十字社の東日本震災義援金口座が閉じられてしまう。。。それで、オープニングより早めの9月13日に展示を開始し、9月30日に終了する予定だったが、ジョンが「8月24日から展示しよう!」

・・・というわけで、展覧会の日程が更に前倒し。「8月24日から9月24日ま
バーバラさんの作品
で」になりました。場所は、プレトリア大学のビジネススクールGIBS(26 Melville Road, Illovo, Johannesburg)。日本研究センター主催。

大パーティーは9月17日、正午から。琉球古武術保存振興会の面々が、演舞に駆けつけてくれるという。頼もしい。オリジナルTシャツも作成中。


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当世南ア事情 届かぬ郵便物 2011年8月5日
作品:Love and Hope for Japan from South Africa 2011年7月30日

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