2016/12/09

愛らしいフランス人女性による「マケバ」がユーチューブで話題

うら若いフランス人歌手によるビデオ「マケバ」が話題になっているという。11月30日にユーチューブにアップされ、12月9日現在で85万ヒットを超えている。

「マケバ」とは、南アの国民的歌手で反アパルトヘイト活動家「ミリアム・マケバ」(Miriam Makeba)のこと。
「ママ・アフリカ」と呼ばれたミリアム・マケバ(Originalpeople.org

歌っているのは「Jain」。フランス語読みすると「ジャン」だろうか。本名「Jeanne Galice」、1992年2月7日生まれ。マケバが亡くなったのは2008年11月9 日。ジャンがまだ16歳の時だ。そんな女の子がなぜマケバの歌を?

ジャンのHPから

ジャンのフェイスブックポストによると、「今まで住んだ国々で、ずっとミリアム・マケバの歌を聞いてきました。その力強さとその声のために、マケバは私にとってシンボル(象徴)となりました。これは南アフリカをフィーチャーした象徴的なビデオです。アートとリズムが交じり合い、様々な文化が調和している場所なのです」。

ジャンはフランスのトゥールーズに生まれたが、父親の仕事の関係でコンゴ、ドバイ、アブダビに住んだことがあり、その体験が音楽のスタイルに影響を与えたという。

2015年11月6日にリリースした初アルバム「ザナカ」(Zanaka)がヒットし、ゴールドレコードになっている。

「ザナカ」のアルバムカバー

このビデオは南アフリカで録画されたもの。



確かに南アの風景や人々に溢れているが、南アに住んでいる私にとっては、なんとなく南アらしさがなく異質。南アフリカの土地と人から、匂いや空気や汚れを取り除いた「きれい」な映像。ジャンの歌も、心を揺さぶるマケバの歌声とは程遠く、平板で無機質。一体なにをして「マケバ」と言うのか。。。それともジャンと同世代の若者にとって、これがマケバとしてしっくりくるのか。。。皆さん、どう思いますか?

【関連ウェブサイト】
Jainのフェイスブックページ
Jainの公式ホームページ

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