今年も余すこと、あと数日。多くの人々が新年を迎える準備に余念がないことだろう。世界各地で、どのような新年の祝い方をするのだろうか。
そこで、ソーシャルネットワーキングサイト、Badoo.comが世界18か国計7200人にアンケートをとってみた。質問はふたつ。「世界で一番変わった新年の迎え方」と「世界で一番楽しい新年の迎え方」は何だと思うか。
変わった新年の迎え方第1位の栄冠(?)に輝いたのは、タルカ市(チリ)に伝わる、墓地で先祖と一緒に新年を迎える風習。
祖先の霊をお迎えするお盆を考えると、それほど変わっているとは私には思えないけど、「変わっている・いない」はアンケートに答えた人の「常識」「普通」に基づいているので、誰に聞いたかによってこういう結果もありだろう。
アンケートを頼まれた国はアメリカ、イギリス、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、トルコ、スイス、スエーデン、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコ、ロシア、ポーランド。トルコを除く17か国がキリスト教国。アジア、アフリカは一か国もない。
以下、第2位。
動物が話すのに耳を傾ける。(ルーマニア)
第3位。
悪霊を怖がらせるために、パンを壁にバンバンあてる。(アイルランド)
悪霊どころか、子供だって怖がりそうにないな~。
第4位。
窓から家具を投げ落とす。(南アフリカ)
これは「アフリカの伝統」でもなんでもなく、ジョハネスバーグのヒルブロウ(Hillbrow)地区の大晦日恒例行事。ヒルブロウには高層ビルが多いが、その窓や屋上から家具や電化製品を投げ落とすのである。たまたま下の道路を歩いている人とか、新年になって道路を清掃する人には大迷惑な、無責任な行事。酔っ払って、自分の家で使っているテレビや冷蔵庫を放り投げてしまった人は、家族に大不評であろう。
第5位。
木を腕に抱え、凍った湖に飛び込む。(シベリア)
第6位。
ポッサムを騒がしい群衆の中に落とす。(アメリカ合衆国ノースカロライナ州)
ポッサムは有袋類。つまりオーストラリア近辺の動物。何故それがノースカロライナの風習に・・・?
調べてみたら、ブラスタウン(Brasstown)市の「クレイズ・コーナー」(Clay's Corner)というコンビニがやっている行事とのこと。名付けて「ポッサム落とし」(The Possum Drop)。といっても、本当にポイッと落としてしまうわけではなく、ポッサムが入ったアクリル樹脂製のピラミッドを店の屋根から、ポッサムに怪我やトラウマを与えないようゆっくり下ろすそうな。
第7位。
昔の喧嘩にカタをつけるため、隣人と殴り合いをする。(ペルー)
第8位。
火のついた玉を頭上でくるくる回しながら、通りを練り歩く。(スコットランド)
第9位。
ひとりぼっちの夕食を題材にした、古いイギリスのテレビのコメディ番組を見る。(ドイツ)
第10位。
水の入った風船やバケツを使って、3日間にわたって水をかけあう。(タイ)
*****
なんだか、どっかで聞いたことのある、よその国の面白おかしい「風習」を面白半分に「回答」しただけのような気がするけど。
因みに、「世界で一番楽しい新年の迎え方」第1位に選ばれたのは、ベニス(イタリア)のサンマルコ広場で行われる集団キスだとか。
皆さんが住んでいらっしゃる地域や皆さんのご家庭では、毎年決まって行っている行事がありますか?
ともあれ、良いお年をお迎えください!
(参考資料:2013年12月28日付「Saturday Star」など)
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