第3位はドイツ、韓国、フランスの188か国。フランスが3位になれたのは、やはり今月に入って、ウズベキスタンに査証なしで行けるようになったから。
一方の南アフリカは2018年5月から2ランク落ちて第52位。査証なしで行ける国は102か国と変化がないものの、相対的な順位は下がった。
この調査で「査証が必要ない」というのは、事前に取る必要がないということらしい。つまり、必要だが入国時に取得できる国も含まれる。南アの場合、査証がまったく必要ないのは68か国。そのほとんどがアフリカや南アメリカの国。先進国はシンガポール、アイルランド、韓国くらいか。
世界的には52位と順位が高くない南アフリカも、アフリカでは第3位。1位はセイシェル(152か国)、2位はモーリシャス(146か国)。どちらも島国だ。アフリカ大陸では南アが1位ということになる。
パスポートのパワフル度上位国は以下の通り。
190か国-日本
189か国-シンガポール
188か国-ドイツ、韓国、フランス
187か国-デンマーク、フィンランド、イタリア、スウェーデン、スペイン
186か国-ノルウェー、イギリス、オーストリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、アメリカ合衆国
185か国-ベルギー、スイス、アイルランド、カナダ
183か国-オーストラリア、ギリシャ、マルタ
182か国-ニュージーランド、チェコ共和国
181か国-アイスランド
180か国-ハンガリー、スロベニア、マレーシア
189か国-シンガポール
188か国-ドイツ、韓国、フランス
187か国-デンマーク、フィンランド、イタリア、スウェーデン、スペイン
186か国-ノルウェー、イギリス、オーストリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、アメリカ合衆国
185か国-ベルギー、スイス、アイルランド、カナダ
183か国-オーストラリア、ギリシャ、マルタ
182か国-ニュージーランド、チェコ共和国
181か国-アイスランド
180か国-ハンガリー、スロベニア、マレーシア
先進国によるドングリの背比べっぽい。やってきて、そのまま居ついてしまう可能性が低い国民ほど有利ということか。
アフリカの上位5か国を見ていると、
152か国-セイシェル
146か国-モーリシャス
102か国-南アフリカ
82か国-ボツワナ
76か国-ナミビア
146か国-モーリシャス
102か国-南アフリカ
82か国-ボツワナ
76か国-ナミビア
やはりアフリカの中でも、裕福な国である。
日本人が事前に査証を取得しなければならない36か国 |
世界で最もパワフルなパスポートを持つ日本人が事前に査証を取得する必要があるのに、南アフリカ人は査証不必要または到着時に取得できる国が4か国ある。アンゴラ、ガーナ、ブラジル、そしてロシアだ。アンゴラとガーナは同じアフリカの国だからか。ブラジルとロシアはブリックス(BRICS)のおかげかもしれない。ブリックスは元々ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字に複数を表す「s」をつけたものだったが、のち南アフリカも入れてもらい、「s」は「South Africa」の「S」となった。
因みに、査証必要の有無をリアルタイムで掲載しているのは、「Henry & Partners Passport Index」というウェブサイト。
【参考資料】
"Power of SA passport drops in global ranking", TimesLive(2018年10月10日)
【関連ウェブサイト】
Henry & Partners Passport Index
【関連記事】
世界で最も幸せな国民はフィンランド人 2018年世界幸福度レポート (2018年3月25日)
世界で最も住みやすい都市ランキング 日本が10位以内に3都市も (2018年2月1日)
「立派な国ランキング」発表。世界に最も貢献している国は? (2017年11月16日)
世界で最もストレスが大きい国は? ブルームバーグのランキング (2017年9月11日)
国の惨め度と国民の幸せ度 (2015年2月12日)